明日から稽古開始! 待ち受けるのは何だ!?
芸能花伝舎への搬入を本日行いました。
昨日の搬入のための準備を日付が終わる頃に終えた唐ゼミ★は、本日七時半に新宿へ出発しました。
皆、一様に疲労が隠せません。
おそらく全員が、自分の持つ体力、精神力の限界ぎりぎりで作業を行っています。
十時、まず新国立劇場のリハーサル室へ花伝舎で使わないものの荷下ろしを行いました。
唐ゼミ★で、新国立劇場の裏側へまわったことあるのは、ごく限られた人数であり、
ほとんどがはじめて入りました。
九月からはこちらの方で稽古が始まります。
どのような形でこちらの方へ帰って来れるか、明日からの稽古と引き続きの作業次第です。
荷下ろしはわずかな時間で終わり、いよいよ花伝舎の方へと移動です。
十一時からは花伝舎での荷下ろしです。
こちらの方には、『黒いチューリップ』オーディション合格組の中から、
仁科友希さん、石川智美さんが荷下ろしの手伝いに駆けつけてくれました。
この二人は、七月から手伝ってくれているオーディション合格者の松田尚之(唐ゼミ★劇団員)、
小野里美、堀内大助の三人とは違い、唐ゼミ★とは全く関係を持っていなかった二人です。
全く新しい人が唐ゼミ★に入ってきたことに劇団員は狼狽しつつも、嬉しさを隠せないようです。
しかも、疲労がたまりにたまっている劇団員には嬉しい助っ人です。
荷下ろし後、昼食を済まし、
午後からは明日から始まる『盲導犬』稽古のために舞台を組みました。
本番使うものと同様のサイズのパネルをたてたり、明日からの稽古に備えます。
また、その脇では、音響の準備が始めました。
今回音響は、唐ゼミ★で普段使っているものではなく、全て新国立劇場で準備していただいた機材をお借りしました。
機材の大きさに狼狽しっぱなしであった音響を担当する田村団が、どのように使いこなすか。
もしかしたらば、体を目一杯使って機材を扱っているかもしれません。
夜八時頃、ようやくひと段落し、本日の全体作業は終わりました。
『盲導犬』の舞台の仮組を終えたあと、作業の合間を縫って自主的な稽古をそれぞれしました。
久しぶりの役者としての活動に、どこかしら今までの激務の作業を忘れ、生き生きした姿がありました。
明日からの稽古も、作業と並行してしてやらなくてはなりませんが、
本来の自分たちのスタイルに戻ることで、役者としての活動に重心が移っていくでしょう。
<Toshinobu Adachi>
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