台風は黙って通り過ぎるのを待ちましょう。

2005年8月25日 Posted in 2006以前

台風接近。
東京を走る電車も運行を見合わせるところが出てきたために、
稽古を早く切り上げて、日が沈む頃には帰途についた。
7/20にはじまった公演準備の中で、異例の事態だ。
明日も降り続くが、昼前にはやみそうだ。
稽古開始には、また暑い陽射しに教われるに違いない。

明日は、いよいよ三幕へ突入。
異例中の異例の速度でつくりあげている。
だが、一度組めば細部をどんどん詰めていく作業に入る。
テントでのダイナミックなパワーと、小屋ならではの繊細さを併せ持つ舞台を作り上げるために、
この速度は必要なのだ。

<私信>
さて、『黒いチューリップ』のメンバーとも知り合って一週間が経とうとしています。
それぞれの人がどのような人かも分かってきた時期です。
私は、稽古を通してでは、それぞれの人がどのような人か知ることがなかなか出来ないのですが、
作業を通してどのような人かを知ります。
一つの作業に対して、片付けを含め、最後まで責任持てるかどうか。
慎重に物事を進めるかどうか。
積極性はどうか。
周りとのコミュニケーションがとれているのか。
様々な事が読み取ります。
それは、舞台上での信頼度とも比例しています。
舞台上で、相手を何処まで信用できるかは、舞台上ではないところから判断しています。
同様に、唐ゼミ★のメンバーも、舞台上ではないところで、探っているに違いありません。
様々な個性を見せる彼らに、感心する事も、頭を悩ます事もあります。
とはいっても、彼らにも様々思われている事でしょう。
それも追々、本番が終わるまでには明らかになっていくでしょう。

<Toshinobu Adachi>


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