研磨し精錬せよ!
実際にどのような舞台で自分たちが演じるのか。
『黒いチューリップ』の舞台セットをたて、稽古を始めました。
この二日ほどは、間尺を合わせるとともに、
六日という短時間で組み立てた荒削りなものを、今度は一つずつ丁寧に精錬していきます。
同時に、実際の舞台に使われる仕掛けなどを、次々に準備していきます。
実寸になった事で、弊害が次々に浮き彫りになってきています。
稽古と並行して、一つずつ潰していってますが、
これが、どれ程早く終わらせるかで、稽古の進め方が違ってきます。
一か月を切った稽古期間。
本番までに、現時点からどれだけ成長できるか。
まだまだしなければならない作業は多々あります。
同時に、他にもやらなければならない事はいくらでもあります。
<本のご紹介>
近々、『巨大バッタの奇跡』という本が出版されます。
9/15が正式な発売日との事です。
詳しくは、室井さんの短信をお読みください。→こちら
当時、唐ゼミの第二回公演『腰巻きお仙 —義理人情いろはにほへと編』の稽古をしていた頃の話です。
今いる劇団員の多くは、まだ唐ゼミ★に入団していない時期でした。
個人的に、この椿昇+室井尚による『The Insect World』は、多くの人に出会い、多くの事を経験させてもらったプロジェクトでした。
今、唐ゼミ★がお世話になっている、佐藤悠介さん、寺坂裕治さん、長門洋平さん、五十嵐靖也さんらとも
深く交流するきっかけを作ったのは、このプロジェクトでした。
また、自然の猛威と正面から格闘するのも、このプロジェクトからでした。
それが、今、年月を経て、一冊の本として発売されます。
9/28に発売される岩波書店の『教室を路地に! --横浜国大VS紅テント、2739日』とも合わせてチェックしてください。
現唐ゼミ★の核を成すメンバーがどういった経過をたどってきたか。
唐ゼミ★の最初の大きなターニングポイントを知る上では、よいと思います。
<Toshinobu Adachi>
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