いよいよ小劇場へ
2005年9月19日 Posted in 2006以前
さて、Cリハーサル室の撤収が始まった。同時に、小劇場への搬入が始まる。
大学での作業、花伝舎へ移っての稽古と作業、『黒いチューリップ』参加メンバーと合流しての稽古と作業、Cリハーサルへ移動しての稽古と作業、そして、今日の小劇場への移動。
すべてこの二ヵ月間の出来事だが、ひどく昔のことのように思える。
これまでの期間で十分濃密な時間を経たような錯覚を起こすが、これから本番を含む三週間は、何よりも濃密な時間となるだろう。
小劇場へ移動したあと、実は本番までの時間は思っている以上にない。
まだ一週間あるように思えるが、プレビューを本番に含めると五日ほどしかなく、その期間にやるべき作業は山積みだ。
また、新国立劇場の使用時間が朝十時から夜十時までというのが苦しい。
時間の縛りがないならば、それぞれの作業時間帯をずらしてお互いの作業が干渉しないようにできるのだが、それができない。
お互いがストレスを感じたままで作業を行なうことになってくるだろう。そして、遅れを取り戻すための作業がどうしても後手後手に回ってくる。
これから、今まで以上にさまざまな要素が交錯する。その交錯をなんとか掻い潜った先に本番がある。
どういったしがらみと戦っていくことになるか分からないが、いつでも対応できる心構えだけは怠らないようにしておこう。
<Toshinobu Adachi>
トラックバック (0)
- トラックバックURL: