紅テントの下で…

2005年10月17日 Posted in 2006以前

演出中野は別にして、
唐ゼミ★劇団員の多くは、15日、16日と2日に分けて、
現在公演中の劇団唐組『電子城Ⅱより カーテン』を見に行かせてもらった。

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唐組より早く公演を打つという事が無かったため、
時間の感覚が今回はかなりずれている。
唐組の公演が、前回から随分時間が経っている感覚におそわれた。

唐ゼミ★の古川望は、前回、前々回の『鉛の兵隊』、『眠りオルゴール』と二度連続で、
唐組の方へ出演させてもらっていた。
そのため、約一年ぶりに観客として唐組の舞台を見る事になった。
今回の開演前に、「出演もしないのに緊張する」と言っていたのが印象深い。


『カーテン』の舞台は、凄まじいエネルギーを放出しながら約三時間を駆け抜けた。
終始圧倒された。
特に、唐ゼミ★の劇団員と年齢的に近い丸山厚人さんの舞台から放たれる
言葉のクラッカーシャワーには、感服しました。

新国立は、テントでの公演で味わえる独特の雰囲気から遠く離れた場所での公演だった。
その公演から観客であるにしろ唐ゼミ★劇団員は、久しぶりにテントの元へ帰ってきた。
唐さんが「おばあちゃんの腰巻き」といっていたのが実感としてよく分かった。

さて、唐組の公演は来週は池袋鬼子神へと場所を移し、公演を打つ。
今回の秋公演は回数がいつもより少ないのが非常に残念だ。

そして、唐ゼミ★の片付けはもう少しかかりそうだ。
新国立公演と次への公演の区切りとして、けじめをつける。

<Toshinobu Adachi>


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