劇場作り・中編

2004年4月 9日 Posted in 2006以前

2.内小屋作り

昨日に引き続き2の内小屋作りについて述べていく。

今回は高所の作業において安全性の確保のためゴンドラたるものを使用している。
下の写真がそのゴンドラである。
gondra.jpg
内小屋と同じく鉄パイプを組み合わせて作られていて、上段と中段に作業員が乗り
テント及び内小屋の天井の作成をする。

utikoya1.jpgutikoya2.jpg
安全な足場・細心の注意


※鉄パイプの組み方
鉄パイプには様々な長さがあり、長いものでは5mにも及ぶ。
どの長さがどう組み合わされるかは小屋監督の新堀航が綿密に計算しているので、それに従ってクランプというものを用いてネジ留めで鉄パイプを二本固定する。
地上や高所でその作業を繰り返し、骨組みを作っていく。
clump.jpg

今回の蒼テントでは骨組みに鉄パイプやクランプを使わないが、内小屋作りには従来の方法がとられている。上記のようにして立てたほね組みに、紅テント時代の壁として使用したトラックシートを取り付けていく。
こうして舞台を完全に雨風から守る小屋が出来上がる。
utikoya3.jpg
舞台外側を囲むのが内小屋。

番外編:劇中のキーアイテムのうちのひとつ、かご。
    屈強な男二人が運ぶこのかごの中には誰がいるのだろうか?
    実際に井草で編まれたござシートを用い、のぞき窓もついたスグレモノ。
kago.jpg


トラックバックURL:

コメントする

(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)