現代演劇ポスター展 現場レポート
2015年5月 4日 Posted in 2015
渋谷ヒカリエにて行われている『現代演劇ポスター展』
昨日から劇団唐ゼミ☆より、我らが椎野と禿、そして青頭巾にも出演してくれた林麻子の3人が
ポスター解説ツアーをしております。
今日はその様子を少し紹介します。
《会場の様子。ポスターが吊られており、カッコいい空間》
この展示の面白いところは、まず全て写真撮影が自由であること。
気に入ったポスターを撮影している方も多かったです。
そして展示しているポスター。
こんな風に痛んでいたり、画鋲の穴が四隅に開いているものもちらほら。
基本的に展示しているポスターは、一度街中に掲示され、仕事を終えたポスター達なのです。
この展覧会を行っているポスターハリス・カンパニーの笹目さんは
「ポスターは宣伝するために生まれてきたのだから、
壁に貼られた使用済みのものこそ保存すべきだし、
それなら問題になることも少ないのではないか。
画鋲の穴はポスターとして生きた証だ。」
とインタビューでおっしゃっております。
そのインタビューはこちらで読むことができます。
これを聞くと一枚一枚が誇らしげに見えてくるものです。
さて、そんなこんなで展覧会を見ていると、椎野裕美子のナレーションが館内に流れます。
集合場所近くでは、こんな警備員も・・。
《見たことありますね》
時間になると、いよいよ3人が登場!
《華やかな御三人》
展示されている多くのポスターを解説して行ってくれます。
聞かないと分からないことも多く、皆様興味深く聞いておりました。
解説を聞くと、時代と共に変化して行くポスターデザインと技術、
そしてその裏にいる多くの演劇人達の存在、
さらにはポスターハリス・カンパニーの笹目さんの熱い思いとその人生が垣間見た気がします。
そんなことを考えていると、突然、
歌い出しました。
何を歌ったのか、それは行ってみてのお楽しみ。
解説自体は約45分程。
会場にはその他、貴重な映像やら、紅テントのパノラマ写真など色々展示されています。
劇団唐ゼミ☆による解説は、5日まで。
展覧会自体は、6日までやっております。
是非ご覧になってはいかがでしょうか。
===========================================
--------------------------------------------------------------------------------
ー演劇の記憶、時代の記憶、都市の記憶ー
ポスターハリス・カンパニーの2万点の現代演劇ポスターコレクションから、
1960年代後半のアングラ演劇全盛の時代から、70年代、80年代の演劇ブーム、
現在までの現代演劇ポスター約150点を選び展覧します。
過去のポスターは公演が終了するとなかなか見る機会がありません。
時代の記憶装置として、美術的な作品として、そして劇場の記憶として
この機会にご覧頂けると幸いです。
---------------------------------------------------------------------------------
【会 場】渋谷ヒカリエ ヒカリエホールA (9F)
【入場料】一般:1000円、大学生500円、高校生以下無料
---------------------------------------------------------------------------------
===================================================
劇団唐ゼミ☆ 椎野裕美子、禿恵、林麻子の
三人による解説は、
5月4日(月)、5日(火)(明日までです!)
13:00、15:00、17:00 の1日3回。
===================================================
《劇団唐ゼミ☆のポスターも展示していただいております。》
トラックバック (0)
- トラックバックURL:
コメントする
(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)