年末のご挨拶

2015年12月31日 Posted in 2015
中野です。
年末のごあいさつです。

今年、何が変化したと言って、こういう風に少しは書きものをするクセがついてきたことがあります。
きっかけは、去年の旅公演に日々の記録が無いのを大久保鷹さんに惜しまれたことにありました。

なにしろ本番直前は細かな出来事のオンパレード。
それらはすぐに忘れ去られてしまうわけですが、この書き付けがあることで、憶えていられるようになりました。
秋にあった熊野の寝坊なんて、軽い気持ちで記したところ、香川からわざわざ劇に来られたお母さんに謝られてしまいました。
お客さんと自分たち用に始めたものですが、近親者も見ているのですね。



2015年は前半を『青頭巾』からスタートしました。
花やしきでお世話になること5周年を記念して組んだ演目でしたが、
いつもテントを建てていた駐車場に新しい遊具ができたことから、結果的にお別れ演目になってしまいました。

新年会は正月3日に花やしきの下見から入谷の焼き鳥たけうちに流れ、
途中、禿さんが不調を訴えて帰っていたのも約1年前のことです。
2ヶ月間稽古をして、いつもはプロレスなどを展開している園内の花やしき座で、3月末に公演。

これが夏の野外公演に結びつくわけですが、その公演準備がキツかった。
なにしろ仕込みからツアーのスタートとなる秋田の初日まで100日くらいしかない。
いずれも初めて訪れる地で、友達の友達を皆友達にして渡りをつけ、皆さんの温情でツアーにこぎつけました。
行く先々でお祭りあり、山あり、川あり、海ありの、夏らしい夏でした。
横浜で『青頭巾』のラストステージを迎えたのが、9月の上旬。


それが終わると、間髪を入れずに『君の罠』稽古。
正確に言うと、準備自体は春の終わりから始まっていたのです。
先ほど書いたように以前までの場所は使えないわけですから、春に望月さんと都内を散策して新宿にあたりをつけました。

ただし、新宿中央公園は格式が高く、これも難航。
なかなかこれが決まらずに気が気じゃない中で東方ツアーを行っていましたが、
いつも都内での公演を誘致してくれる友人が手を打ってくれました。
ようやく場所が決まると、今度は望月さんの遅筆。


年間通じて、そのほか細かな案件も多々。

かくのごとく問題山積の1年でしたが、終わってみれば終わるもので、
一昨日の大掃除と忘年会では、皆ケロリとしてもんじゃ焼きをつまみに飲んでいました。

ああ、心配だ。不安だと過ごす日々こそ充実の証しです。

来年のことは年明けにアップします。
今年も劇団唐ゼミ☆を気にかけていただき、本当にありがとうございました。

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