禿恵、退団のお知らせ

2021年12月 1日 Posted in お知らせ
禿恵が劇団を退めることになりました。
言うまでもなく創立メンバー3人のうちの1人である禿は大きな存在です。
彼女の抜けた穴、喪失感は大きく、堪えます。
しかし、禿の焦りはよくわかります。
私たちは一つ一つ歳を取ります。
そのなかで絶えず自分を変革していかなければ、向上はおろか、
現状維持すらままなりません。すでにお伝えしてきた通り、
私もまた近く渡英して新たな可能性に挑もうとしています。
時同じくして、禿もまた別に活路を求めようとするのも理解できます。
自分のことを"中野"と呼び捨てにするメンバーがいなくなるのは寂しい。
劇団としても痛恨ごとです。けれど、禿が一匹狼になり、
これまでのノウハウを駆使しながら方々に噛みついて回るのを、
見てみたいとも思います。

これまで唐ゼミ☆では、退団者が出てもそれを発表することは
ありませんでした。
が、禿は格別な劇団員です。
こうして御礼と決意をメッセージに託すことにしました。
ひとりの役者として飛躍しようとする禿恵を、
どうか応援してやってください。
また、これは劇団唐ゼミ☆の大ピンチでもあります。
私の渡英中、また帰国してのち、私たちがここをどう凌ぎ、
新たな展開をみせるのか。
応援とご期待をいただきますようお願い申し上げます。

2021年12月1日
劇団唐ゼミ☆代表 中野敦之




<退団にあたり>

この度、劇団を退団することに致しました。
2001年横浜国大の唐ゼミナールに入り、のち劇団員として約20年間、
唐さんの素晴らしい戯曲の様々な大役をやらせて頂いてきたことに
感謝いたします。
舞台で力強い表現ができるよう根気強く育ててくれた中野をはじめ、
共に支え共闘してきた椎野や劇団員の皆にも感謝します。
面白おかしく、時にはハードでしんどい時も多々ありましたが、
凝縮した20年でした。
40歳という年齢(少し過ぎてしまいましたが...)や大作上演、
中野のロンドン武者修行を区切りに、私も環境を変えて
チャレンジしたいというのが今の気持ちです。

唐さん、室井先生、唐組の皆様はじめ、
長年劇団を通して応援してくださった皆々様、
言葉ではつくせませんが、本当にありがとうございました。

2021年12月1日
禿恵

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