5/27(水)『下谷万年町物語』をみて思い出したこと
2020年5月27日 Posted in 日々のこと
最近、劇団のホープ・新木が音響オペレーションの勉強をしています。
講師は暇を持て余している照明の齋藤。
と言っても、この御時世集まって稽古することはできないので、
唐ゼミで過去に上演した作品の台本と映像を引っ張り出してきて、オンラインで勉強会を開いているようです。
今日は私の大好きな『下谷万年町物語』だというので、様子を覗かせてもらいました。
『下谷万年町物語』...2009年、初めて観た唐ゼミの舞台でした。
私が行ったのは千秋楽。当日券で入った青テントはぎゅうぎゅうの超満員。
陣取ったのはテポドン(青テントの柱)が真ん前に立ちはだかる上手の後ろ側。
すぐ後ろでは唐さんが観劇してらして、「なんだかすごいところに来てしまった」と思いました。
当時内容は全くわからなかったのですが、降りしきるサフランの薄紫色の花びらや、
池から出てきたお瓢さん、借景で飛び込んできた風景が美しくて圧倒されたことを覚えています。
それから1年後、この作品を再演すると聞きつけ、稽古を見学させてもらうようになりました。
この稽古が楽しかった!
意味不明だった台詞が、読み合わせや稽古を重ねていくうちに腑に落ちて、
どんどん鮮明になっていく実感がありました。
あんな風にお芝居がしたい!と思い、公演になんとか関わるべく、
いろいろな作業をし始めたのがことの始まりです。
『下谷万年町物語』があったから、今唐ゼミにいると言っても過言ではありません。
(ピンスポットを振っている当時の私。全然当てられなくて悔しかった。)
そんなことを過去の映像と、ぐんぐん進む齋藤さんの指導に必死に食らいつく新木を見ながら思い出しました。
(注射器をサフランに刺す椎野さんと、池から上がってくる水野さんが好きで何度も見てしまう。
この動画の視聴数、何分の一かは私が稼いでいるのではないだろうか。)
津内口
トラックバック (0)
- トラックバックURL:
コメントする
(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)