5/31(日)唐ゼミの前座(米澤)

2020年5月31日 Posted in 日々のこと

今日は劇団員の米澤が書きます。

 

秋公演に向けて小道具の準備を個人的に進めています。

過去の公演で使用したものを今回再利用できるのではないかと思って、

その小道具を使っていた人に連絡を取ってみました。

すると、その小道具をまだ保管しているとのことで、

これで少し小道具作成が楽になります。

 

その小道具を使っていた過去の公演というのは、2015年の野外劇「青頭巾」の東北ツアーのことで、

これは僕が初めて劇団唐ゼミにかかわった公演でした。

 

この時、僕はまだ劇団員でもなく、役者でもなく、ただの大学生です。

中野さんが横浜国立大学で受け持っていた演劇の授業を受講していて、

その授業の中身が、唐ゼミの前座を担当するというものでした。

 

劇団員の方が青頭巾を上演して、

9人の大学生メンバーで前座でパフォーマンスをしました。


その内容は、

公演地である秋田・山形・石巻・仙台にちなんだ歌謡曲の、

「みちのくひとり旅」「あや子のお国自慢だよ」「おしんの子守唄」

「石巻の女(ひと)」「青葉城恋唄」「フライデー・チャイナタウン」

のアカペラの大合唱をBGMにしながら、一人一人大声で自己紹介をするといったことや、

公演地ごとにオリジナルのご当地ラップを作って披露しました。

それと、

唐十郎作「青頭巾」の題材になった、上田秋成作の「雨月物語」に収められている本家「青頭巾」を

ダイジェストして寸劇にしてを演じました。

 

前座パフォーマンスの一番始めの演出は、

お客さんの視界に入らない物陰に隠れていて、

そこから急にダッシュで登場するというものです。

公演場所ごとに隠れ場所を変えて、

公園の東屋のかげ、河原の草むら、会場の横の道路にかかる歩道橋の上などを利用しました。


僕が初めて唐ゼミに関わったのがこれで、

この時は唐十郎の台本にもほとんど触れず、テント公演でもありませんでした。

でも、このときの経験がとても大きくて、その後の活動につながっていきます。

 

野外は開放的で気持ちがいいです。

またやりたいとよく思います


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(写真は山形です)


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