6/28(日) 作業のお供

2020年6月29日 Posted in 日々のこと

昨日のゼミログでも中野さんが触れていましたが、
絶賛スケジュールを組んでおります、齋藤です。


悩ましいスケジュールを組むときも、複雑な図面を書くときも、またこれを書いている今も、
大体ラジオを聴きながら作業しています。
基本的に誰かが喋っていないとダメで、ある時は落語ばっかり聞いていたこともあるのですが、
作業に集中しだしたり、ウトウトしたりすると
今話している「熊さん」や「御隠居」が、どの落語の熊さんで御隠居なのか混乱してしまうことが多く、
やはりラジオに戻りました。

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↑ radikoとBluetoothのイヤホン、本当に便利。小学生からずっと伊集院光のヘビーリスナー。


ラジオを聴き始めたのは小学生の頃です。
ある時、母と姉から
 「あんたの話は本当につまらない」「何が言いたいのかわからない」
 「話し方をもっと考えて喋った方がいい」
と随分と辛辣な意見をいただき(本当にこの通り言われました)、ラジオで芸人さん達がどうやって喋っているのか
お手本にするためにしっかり聞くようになったのがきっかけです。
同じテープを聞き返しながら、ここでフリで、ここでオチで、と確認しながら聞いていました。
(今考えると、だいぶ暗い小学生ですね)

普段、人と話す時、特に説明する時もそうですし、
劇団の公演の時も、先日演出助手をやらせていただいたときも、
セリフの間や言い回しなど、この時のものが役に立っていると思います。


以前、地方公演の出発の日に大寝坊をしたことがあります。(まだまだ下っ端の頃)
先輩が家まで起こしに来るほどの体たらく。そのまま京都まで移動だったのですが、
車中の雰囲気も最悪で、当時免許を持ってなかった僕はそれを取り返そうと、
約10時間、運転手の先輩達に喋り続けました。
寝るなんてもってのほか、会話が途切れたら寝坊のことを責められる可能性を感じた僕は、
とにかく必死で、喋り続けました。
移動もあとわずか、大津に着いた時には、先輩から逆に「よく喋った」と褒めてもらえたほどでした。

人生であんなに頑張って喋ったことはあの時以来ありませんが、意地でも喋り続けられたのは
聴き続けたラジオのおかげであり、さらには母と姉の一言のおかげだと思っています。
小学生によくそんなこと言えるな、という気持ちはグッと抑えて、
感謝しようと琵琶湖をみながら思ったのでした。


齋藤




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