7/10(日)新国立劇場『オバケッタ』終了!!(齋藤)
2021年7月12日 Posted in 日々のこと
先週まで、新国立劇場で舞台監督を務めさせていただきました。
昨年、KAATで行われた公演『NIPPON CHA!CHA!CHA!』で演出助手をさせていただいた時のご縁で、
山田うんさん演出・振付の『オバケッタ』というキッズダンスプログラムの公演でした。
18年ぶりの新国立劇場・小劇場。
当時唐ゼミの公演に携わってくださった方たちもお会いでき、非常に感慨深いものがありました。
特に個人的に感慨深いのが、舞台美術。
今回の舞台美術は、『ザ・キャビンカンパニー 』さんという、二人組の絵本作家さんで、舞台美術は初めての挑戦。
微力ながら、美術の作成や発注のお手伝いをさせていただきました。
最初に舞台美術のアイディアが出た時、すごく面白い!と思ったのと同時に
どうやって作るのか、難易度が高く頭を悩ませました。
複雑、というわけではないのですが、質感の再現が難しいものだったのです。
色々と考え、この美術作成はあの人に頼むしかない!と
『唐版 滝の白糸』で美術指導をしていただいた、美術工房拓人の松本さんにお願いしました。
キャビンさんのアイディアに日々刺激を受け、模型が初めて手元に来た時の興奮は今もよく覚えています。
また松本さんのプロの仕事を近くで見ることができ、模型がそのまま大きくなったように錯覚させるくらい、
忠実で見事な舞台美術を作ってもらいました。
拓人さんの会社にお邪魔して、できた舞台美術を初めてみた時、
うんさんもキャビンさんも僕も、子供のように興奮していた気がします。
不慣れなダンス作品、また新国立劇場という場所での舞台監督という大役。
常に自分の力不足を感じ、不甲斐なさ満載の日々でもあったのですが、
それでも無事に公演が終了できたことは、周りの方たちの助けによるものだと思います。
どこに足を向けて寝たら良いのか(倒立して寝るしかない)わかりませんが、
本当にたくさんの方に助けていただいて、なんとか走り抜くことができました。
この場を借りて、お礼申し上げます。本当にありがとうございました。
ちなみにこの『オバケッタ』10月に松本での再演が決まっています。
お近くの方、是非ご覧いただければと思います!!
こちらから舞台の写真も見れます!
おまけ。
稽古場用に作った道具がうまくできて、満足げな僕です。
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