過去作品研究『盲導犬』
2020年4月 3日 Posted in 日々のこと
今日は実にいい天気でした。
トクです。
本日は米澤と2人で、2004年の唐ゼミ上演映像『盲導犬』を見てみました。
次回演目に掲げている『唐版 風の又三郎』の前年、
1973年に蜷川さん率いる櫻社に向けて書かれた作品です。
なので最近の唐ゼミ上演作品で言うと『唐版 滝の白糸』ともお話の雰囲気が似ています。
私たちが『盲導犬』を上演したのは
2004年に青テントを手に入れたばっかりの時と、
2005年の新国立劇場公演です。
椎野とダブルキャストで珍しくヒロインをやらせてもらいました。
昔の映像を冷静に見ることは難しい・・・
もっとこうすればああすれば、今やればもう少しわかりやすく・・など。
ついでに24歳の時のことはさすがにおぼろげの部分もありますが
ピンポイントで、当時の苦しんだ思い出などがまざまざと蘇ってきます。
1973年の櫻社による上演写真は、もう写真から伝説感が伝わってきて
緑魔子さんがコインロッカーの前で座っている写真を見て
想像で格闘しておりました。
どへたくそーと心で茶々入れながらも
何故かエンディングには手に汗握り、うっかり涙してしまいました。
米澤君は初めて過去作品を見て楽しかったそうです。
「犬のイメージがつながっていくのが素敵でした。」
見終わった後に本をめくると
一発目のセリフ「盲導犬とはどんな犬ですか?」が非常に意味深いです。
15年の時を経て、不服従の犬「ファキイル」に見つめられているような
心揺さぶられる機会になりました。
過去作品、反省かつ勉強になるのと、純粋にやっぱり唐さんの科白が面白い!
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