7/29(水)自分の都合(林)
2020年7月29日 Posted in 日々のこと
林です。
私は幼少期からクラシックピアノを習っていて、最近またよく弾いています。
唐さんの戯曲には歌がたくさんでてくることもあり、
腰巻お仙 をやった時にはアコーディオンで伴奏をしたりして
時々唐ゼミの舞台で楽器を弾くこともありました。
ワークショップでも劇中歌がとりあげられることもあって
最近また勝手にピアノで弾いてみたりしているのですが
ピアノを一人で弾く時と、歌に合わせて弾く時とではまるで勝手が違います。
例えば
これはピアノだけのための楽譜です。
右手と左手の分だけが書かれた楽譜です。
①が大体右手で弾く部分。
②が大体左手。
これは歌う部分も書かれた楽譜です。
①が歌のパートです。
私が一番違うと感じたのは小節線のまたぎ方です。
(1枚目で青く囲んであるのが小節線です。)
ピアノ独奏の時はメロディーも伴奏も両方自分でやりますから
メロディーに合わせて自然と進行するし、推進力もあります。
がしかし、歌を別の人が歌っていて、自分が伴奏だけを弾いている時
この小節線を一区切りと考えてリズムをとってしまいがちでした。
単純に、自分が弾きやすいという理由です。
でもだから、なんとなく、もたつくんです。
(歌う人は、そうやってピアノの都合でリズムを刻まれると、さぞやりにくかった
ことだろうと思います。。)
この解決策は自分もメロディーをちゃんと一緒に歌ってみること
と、自分が思っているよりも少し早く淡々と進むこと
です。
自分の都合になっていることは色々あって、
指使いが難しい部分でテンポが落ちる
とか
1音目と2音目が遠い場所にあって、もたつく
とか
弾く人の都合で楽譜の表現したいことが実現できてないときは要注意です。
(これはもう練習でどうにかするしか今のところ打開策がわかりません!)
これは稽古をしていても似ているなと思う時がよくあります。
せりふの言い方だったり、相手とのやりとりの中で、
自分の都合になっているところがあったら、ハッとします。いかんいかん。
物語の推進力のために自分ができることを探してまた稽古に挑みたいと思います。
ではまた!
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