10/9(土)浅草入り6日目〜第2・3幕の場当たり

2021年10月 9日 Posted in 中野note
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↑稽古中の舞台袖

今日は2・3幕の場当たり。
気温的に昨日までよりずいぶんマシだったけれど、
やはり昼間のテント内部は暑い。
来週の本番はどうなるだろうと、考えてしまいます。

いつもより拡張をして、常態的な開放もするけれど、
やっぱり人が集まると熱気が発生します。
天気予報を見れば、来週は雨がちで涼しくなるともある。
どうなるんだろうと思いつつ、備えをつくり、
あとは即興で凌ぐいこうと覚悟を決めています。

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↑照明を調整。限られた機材と空間、演者とスタッフが歩み寄って完成させます。

10:00に集合し、朝礼とラジオ体操を経てセットを2幕に転換し、
皆で11:00から2幕に入って行きました。
明かり合わせ、稽古自体は順調で、スイスイと進む。

芝居は幕の進行につれてどんどん盛り上がっていき、
ステージ上の登場人物も入り乱れます。
止めては立ち位置や動きを直し、直しては先に進む作業を繰り返し
13:30には2幕を終了。

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30分間の昼食をとって、場面転換の練習から、さらに3幕へ。
唐さんの芝居に暴力的なイメージや血が飛び散る印象を持つ人は
特に昔からのファンの皆さんには多くいると思います。
自分は、それだけでない、大きな構成の妙や、
シーンや場面を超えてせりふに張り巡らされた伏線の魅力を伝え、
爆発させたいと常に思ってきました。

が、しかし・・・
2幕の後半から3幕にかけては、もう唐さんのイメージそのものの
場面が沸騰します。私たちは期待通りに期待に応え、時に期待を超える
瞬間を生み出すために粘り続けています。
ああ、これこそが唐さんだ! 若き日のノリにノった唐さんだ!
そういう後方支援に煽られて、現場は速度を上げています。

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↑こういう仕事が舞台上の仕掛けを支えています。

エンディング寸前までいって、18:00に全体の稽古を終えました。
そこからステージ・客席の細部を総出で詰めて、一旦解散。
何人かで残って特出しの稽古に入りました。

明日はいよいよ、クライマックスの大仕掛けを完成させます。
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↑勢いで押し切りがちなエンディングの前段も、細かく止めて手直し。
そうしてこそ、最後の飛躍が高くなる。

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