10/12(月)背筋が伸びる

2020年10月12日 Posted in 中野note
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↑舞台装置のチェック中です。

お手紙やホームページでご支援を募ったところ、
皆さんから熱烈な応援をいただいています。
金額もさることながら、皆さんお一人お一人の熱さが身に染み、
改めて、絶大に応援されながら劇団を続けて来られたということを
強く実感しています。

劇団全体でこの気持ちをシェアして、私たちは日々前進しています。
大切なお金と、さらに大切な期待や応援を背負って、
引き続き準備と公演に当たっていきます。

コロナ禍で始めたZOOMワークショップも
十数人の方が定着してご参加いただいています。

世の中には、"座友"というポジションが設定されている劇団があります。
"劇団員"ではないけれど、身近に接して、何より作品についての
想いを近くしてしている方を言うのだと理解しています。

そういう意味、"唐十郎"という大きな存在を媒介にして
新たな出会いや関係に恵まれていることが掛け値なしに嬉しい。
極限すると、唐ゼミ☆のワークショップは、唐さんに興味を持つ人に、
私なりの唐十郎世界の探検の仕方を伝える場所です。

それを皆さん、けっこう愉しんでくださっている。
Covid-19は脅威であり、辛いことばっかりですが、
まさに怪我の功名です。大きな功名。

さらに、
今日も非常勤で教えに行っている桐朋学園で講義をしてきたのですが、
20人の生徒に自己紹介をしてもらったところ、
けっこうな割合で、唐さんについて聴きたい人がいる。
聞けば、高校時代に『少女都市("呼び声"でなく!)』を上演した
という強者まで!?

こういった皆さんとの出会いや会話が、
目前の『唐版 風の又三郎』上演に向かって、
猛烈に私を駆り立てています。

ご存知のように、埼玉県で活動する劇団でクラスターが発生してしまいました。
人数の規模は違いますが、明日は我が身、まったく他人事とは思えません。

色んな人の熱意と、コロナの現実と、両方に背筋が伸びます。
初日まで、今日であと40日!!!

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