10/13(木)カンタベリーへの旅①
2022年10月13日 Posted in 2022イギリス戦記 Posted in 中野note
↑メッドウェイ川を渡る際、いかにもケント州に入った!という感じが
した。実際の境界線はもっとロンドン側にあるけれど。
思い立ってカンタベリーに行ってきた。突発的な小旅行。
最近、不安に思うことがある。
帰国までに行きたいところは多数あるが
果たしてすべてを訪ねることができるのか。
近々、リストをつくろうと思っている。
逆算しないと、後で後悔することになる。
ここは必ず行かなければ、というところはさして問題ない。
必ず行くからだ。むしろ、行った方がいいな、程度の場所は困ったもの。
先延ばしにしているうちに時間が尽きてしまいかねない。
カンタベリーもそういう場所だった。
有名な大聖堂もさることながら、指揮者レジネルド・グッドオールの
墓参りがしておきたい。マップで見ればカンタベリーからさらにバスで
移動した田舎道の傍にあるようだ。
小さな教会つき霊園に、彼のお墓はあるらしい。
たどり着けるだろうか。
これまでの経験からお墓探しの難しさはよくわかっている。
物言わぬ墓石を見つけるのは難しい。
まして彼は、誰もが知る有名人というわけではない。
時間がかかるだろう。
かなり閑散とした土地の感じがする。
尋ねられる人が誰もいなさそうでもある。
英国は刻一刻と冬に向かい、日を追って日没時間が早まる。
だから、語学学校の一限目を終えた後、二限目をサボって飛び出した。
最低限の仁義を切り・・・
自分のいるグリニッジは、
ロンドン都心からドーバー海峡に向かう最初の要所にある。
だから、カンタベリーには行きやすい。
駅に歩きながら、乗車切符をネットで購入し、ホームに流れ込んできた
電車に乗った。絵に描いたような田舎道だった。
有名な『カンタベリー物語』はカンタベリーを舞台にしていない。
巡礼者たちが道すがら語り明かした様子を描写するものだから、
むしろ今進んでいる道こそ、あの話の舞台だ。
ケント州に入ると、陽射しは強まった。
横浜から湘南に出たような感覚だ。そう三浦半島に似ている。
2時間かけてカンタベリー。そこからバスに乗った。
・・・長くなるので、続きは明日。
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