10/15(火)唐さんを追悼する会

2024年10月15日 Posted in 中野note
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↑終了後に重村くんが写真を撮ってくれました。最初期の学生である
自分と、唐さんの最後の学生である皆さんです。唐さんは15年間も
大学に勤めたのだと、改めて感じ入りました


今日は先週末に引き続き、明治大学内の紅テントに行ってきました。
唐十郎アーカイヴによる「唐十郎さんを追悼する会」が行われたのです。

前半は、唐さんが最後に教えた「紅団子」の皆さんによる座談、
後半は、唐組の稲荷さん・久保井さん・藤井さんのお話を
樋口良澄さんが聞き出すというクロストークでした。

唐組幹部の皆さんが初々しかった頃の唐さんとの関わりや
入団の経緯、いま思っていることに加え、藤井さんが20年後の
野望について語ってくれたことには喝采しました。

また、明治大学のOBである紅団子の皆さんがすっかり立派な社会人に
なりながら、それでも緊張の面持ちでトークされた内容を面白く
聞きました。唐さんは就任2ヶ月足らずでケガをしてしまったので、
ごく短期間の関わりだったにも関わらず、初めて伺うエピソードが
たくさんあって、学生も、唐さんも、激しく緊張しながら切り結んで
いた当時の状況がよく分かりました。

自分も『少女仮面』を上演してみて、皆さんが経た工夫が切実に
わかるようになりましたので、いきなり唐さんの指導に接しつつ
あの上演をやりこなした皆さんに、12年前に立ち会った内容を
思い出してもう一度拍手したくなりました。

「せりふは2日で覚えるんだ」と唐さんは豪語、熱血指導したそう
です。そういう言葉を初めて聞かせてもらって、またひとつ
知らなかった唐さんに出会うことができました。

それに、唐さんが倒れた後に名代を務めた辻孝彦さんが
怒りながら俳優を指導したことを知って、胸が熱くなりました。
唐さんが先生であったように、辻さんもまた同じく師範代だったのです。

アーカイブの公開も待たれます。
何かお手伝いしたいと思わずにはいられません。良い会でした。

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