10/17(金)沢渡中央公園にて
今日も快晴の相模湖にいました。
明日の『ジゼル』公演を成立させるのが目下の自分のミッションですが、
天気もなんとかもちそうです。
肝心のリハーサルは昨日のうちに終えることができたので、
今日は客席づくりの仕上げなどして過ごしました。
スケジュールと心に余裕を持って、詰めの作業ができるのは良いものです。
2日つづいた雨の影響で濡れていた地面やステージ、ベンチや機材が、
圧倒的に乾いてゆく気持ちよさを味わいました。
夜になって横浜に戻り、最後の最後にダメ押しで必要なものを
車に詰め込んだり、買い出ししながら、今は横浜駅近くの
沢渡中央公園に来ています。家に帰ると何か食べたくなり、
何か食べるとすぐに眠くなってしまうので、公園のベンチに座って
これを書き始めました。
ちょっと離れたベンチにはひと組だけ男女のペアがいて
楽しそうです。彼らは終電ないんだろうか。
ここは、2004年に『盲導犬』と『黒いチューリップ』を
公演させてもらった場所で、唐さんが横浜国大の大学教授として
過ごした最後の一年間に、私たちはこの2本に挑んでいたのです。
特に『黒いチューリップ』の時にしたテント番は印象的で
寒い寒い11月の公演でしたから、私は一幕のセットである
パチンコ屋のなかに設えられた、ヒロイン・ケイコの部屋で
寝泊まりしていました。
夜中に入ってきた人を懐中電灯で照らして撃退した記憶が濃く、
誰もいないだろうと思って入ってきたその人にとっては、
かなり怖い体験だったろうと当時を思い出します。
20年ちょっと経って、自分がクラシック・バレエの野外公演を
手がける一人になって相模湖畔に通っているのが可笑しな感じが
します。それでいて同じように、今度は『ベンガルの虎』をやる!
と緊張しながら意気込んでいます。
そろそろ帰ります。近ごろ常食している干し芋を買うために
スーパーに寄って、帰ることにします。
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