10/18(火)エンジンかかってきた!

2022年10月18日 Posted in 2022イギリス戦記 Posted in 中野note

『下町ホフマン』の研究を開始したおかげでエンジンがかかってきた。

研修する、遠出する、公演を観る、飲食や睡眠、掃除など生活する。

それに『オオカミだ!』に工夫を凝らす。

初夏までのように一日の目が詰まってきた。


残る時間は少ない。意地でも力押しに鞭をくれるタイミングなのだ。


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↑練習&本番会場であるSedqehill Academy


15日(土)

歩いて南下し、ルイシャムショッピングセンターから1時間のところに

ある高校に行った。ここのホールで、22-23 日に控えている

ダンスイベントの稽古。150人くらいで練習している。


10人のダンサーを中心に稽古を進行していく。

彼らが各チームに散る。

ティーンたち、障害者たち、子どもたち、シニアたち、など。

そこに国際性も入り乱れている。

アフリカやインドの舞踊も組み入れられている。

さすがのバラエティだ。


中心となるダンサー10人の動きがキビキビしていて気持ち良い。

小学生で、すごい身体にバネがある少年を見つけた。

ふざけてばかりだが、振り付けの飲み込みも異常に早い。

これから稽古や本番のたびに、彼に注目しよう。


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↑演奏後のピーターと


16日(日)

『ベンガルの虎』本読みを終えて走って駅に行き、

2時間ちょっとかけてドーバー海峡に面した港町Broadstairsに到着。

この街の小さなホールで、ピーター・フィッシャーがグリーグの

ヴァイオリンソナタを3曲立て続けに演奏した。


ピータにとっては明らかにハードワークだったが、

今年聴いてきた彼のライブの中でベストの仕上がりだった。

19世紀のスタイルに規範を求める彼の美学が満ちていて惹き込まれ、

痛快だった。ソリストとしての彼に立ち会える機会は多くない。

来て良かった。


燃焼してハイになったピーターと海辺に行き、

ディケンズの別荘など見て、季節外れになったビーチ近くの

レストランでフィッシュ&チップスを食べた。

ゴールデンチッピー以外で初めて美味いと思う店に出会った。

かなりライトな仕上がりで、また違った美味しさだった。


演奏後のピーターは疲れが溜まっているのだろう。

何度も道を間違えながらグリニッジに帰宅。

ダイアンがピーターに会いたがるので、少し家に寄ってもらった。

彼らの関係は帰国後も続くだろう。


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↑週末に向け通し稽古


17日(月)

学校に行き、午後はDeptford Loungeで

女王の崩御につき延期されていたMoving Dayの稽古。

演出家レミーやプロデューサーのジュリーと久々に再会できた。

前日に日本の三重で行われたジャパニーズ版との違いについて

話したりもした。彼らの心配をよそに、出演者たちの記憶は確かだった。

通し稽古をし、ミーティングして金曜日の本番に備える。


・・・と、ここまで書いているうちに、

放課後の高校生たちが図書館のテーブルを占拠し始めた。

彼らに囲まれてこれを書いていたが、エアドロップでエロ画像が

送られてきた。斜め横の五人組が「しまった!」とばかりに

キョロキョロしている。送ったのは彼らのうちの誰かだ。


こちらはお首にも出さないが、内心ニヤニヤしてしまう。

稽古後もここに残って仕事していて良かった。

どんなだか紹介できないのが残念だが、画像がエグい。


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