10/23(金)オレたちの役づくり

2020年10月23日 Posted in 中野note
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↑役者道を歩むため、1ポンドの豚肉と対峙する重村大介

先日、『唐版 風の又三郎』に出演している
宮本悠我君のTwitterを見て、ヤラレタと思いました。

この劇の2幕には、『ヴェニスの商人』をパロディにして
死んだ登場人物の肉1ポンドを云々するくだりがあるのですが、
宮本君は実際に1ポンドのステーキを食べることで、
その肉の量感や重みを実感したらしいのです。

実に優れたアプローチです。
演劇人たるものこうでなくてはなりません。
1ポンド=約450gという知識のままでは、
何にもならない。

やはり物事の実感を身体に刻み付け、
腑に落とし、完全に我がものとして語ることができなければ。
それがために、私も御茶ノ水に通い、
先日は齋藤と閉店間際のキッチンジローにまで出張って
自衛官がさぞ喜びそうなガテン系男子メニューに挑んだわけです。
が、愚かにも、1ポンドの肉は疎かになっていた。

宮本君に触発された私は、今日、馴染みの肉屋に行き、
豚ロースを1ポンド切ってもらうことにしました。
「相当ぶ厚いですよ〜」と言われながら、巨大な包丁で一閃。
受け取って完全に納得しました。

芝居の中で実際に肉を切り取るのは重村なので、
これを彼にプレゼントして栄養も付けさせることにしました。
これでまた一歩、役を体現する道を進んだに違いありません。

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