10/27(木)目標は300
↑見た目は倉庫のようなスタジオでもオペラが上演される
↑中央線沿線にある小劇場と変わらないサイズ感だが、演目はかなり違う
ここ数日、朝は日本の仕事。
カプカプ光ヶ丘と新井英夫さんの講座が週末に始まるので、
その対応が急務。何しろ、こちらは朝6時でも、日本は午後2時。
就業時間も終盤に差し掛かる頃だ。なにか気忙しい。
これから2ヶ月、ずっとこんな感じになるのだと思う。
『下町ホフマン』が厳しい。
目の前のやりとりは大変に面白いのだけれど、
何しろ量が膨大だ。Wordに打ち込みながら読んでようやく
半分を過ぎたところだけれど、手元の台本様式にしてすでに
150ページを越えている。『腰巻おぼろ 妖鯨篇』に次ぐ長大さだ。
300ページ超と踏んでいる。
これまでのペースを維持してあと12日間かかる。
ひとりひとりのせりふが長く、ページをめくって
ビッシリ詰まった紙面を見るにつけ、
"ああ、唐さん、調子いいですね"などと対話。
朝の時間だけでは遅まりきらず、夕方、帰宅後、
空いた時間はすべて『下町ホフマン』に。
それから、昨日は良いことがあった。
残り2ヶ月を気遣ったギャビンが、劇場執行部と
ルイシャム評議会の定例会議に自分を招いてくれた。
神奈川で行ってきた仕事に置き換えると、これは
県の文化担当者との打ち合わせに同席するという感じ。
それにしては、皆さんフランクだったけれど、紛れもなく中枢だ。
今、劇場やフェスティバルが何にフォーカスして動いているか
たちどころにわかる。これからは二週に一度、これに参加。
初めてだったので固有名詞の多さに面食らったが、
何を喋っているか半分くらい分かるようになってきた。
あと、観劇について腹を括った。
年末までに観る公演数を目標300に設定した。昨日で241本目。
しかし、ただ観ればいいってもんじゃないこともわかっている。
これは!と思うものを、密度高く追いかけるようでなければ。
そもそも、自分が数字を意識するようになったのは
渡英前に海外研修の先輩に「オレは200ほど観たよ」と
言われたからだ。「多いですね」と答えたら「そうでもないよ」
と言われて、まずは200を目標に置くようになった。
ところが、これが意外に簡単だったのである。
達成したのが9月上旬。それからちょっと宙ぶらりんで
過ごしてきたが、もうこれは数にこだわった方がいい感じが
してきた。というわけで300。
金田正一投手には及ばないけれど、何となく気持ちが分かる。
昨日はロンドンから2時間かけてBath(バース)という街に行った。
古代の温泉地として有名な観光地だが、ここの小さな王立劇場で
『Dido & Aeneas』の舞台版を観ることができた。
これまでコンサート形式ばかりだったから、他で観た時より
歌手や演奏に弱いところもあったが新鮮だった。
ドラマに寄せきったストレートプレイのような上演。
最後の方にドキリとさせられる、それでいて理にかなった
良い演出があった。
今月中に250に迫ることができればイケる気がする。
バカバカしいと知りながら、けれども、後悔の無いようにしたい。
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