10/5(火)浅草入り2日目〜劇場と舞台ができあがる
2021年10月 5日 Posted in 30_延長戦 唐版 風の又三郎 Posted in 中野note
夜中も暑かった。
劇団員が気をつかって寝袋2枚敷きのふっかふかにしてくれたのだが、
これらは去年、11月の新宿の寒さにビビって奮発したmont-bellブランド。
氷点下2度までいけるやつなのです。
今年はなぜか、10月なのに30℃近くまでいく。
当然、夜中でも気温は2ケタ。
そのようなわけで、掛け布団を蹴飛ばして寝ました。
朝も、火曜は花やしきが定休なので静か。
8:00を過ぎると、続々と劇団員と助っ人さんたちが集まってきて。
9:00から朝礼とラジオ体操をして作業開始。
昨日に立てた劇場の核となる躯体を拡張して全体の構えをつくり、
ステージと客席の概形を夜までに完成しようと齋藤が号令をかけました。
私はといえば、書類を作って提出に回ったり、
挨拶回りをしたり、取材を受ける。
何人か来客もありました。
久々に浅草に帰ってきた私たちのことを思いやって、
激励に来てくださった方々と旧交を温めました。
花やしきで最後にやったテント公演は2014年初夏の『木馬の鼻』。
園内の花やしき座で劇場公演したのが2015年3月の『青頭巾』。
『木馬の鼻』は、花やしきを公演地に定めて継続している私たちを
見守ってきた唐さんが、遊園地で働く青年とメリーゴーラウンドの
木馬を主人公にして書き下ろして下さった演目です。
『青頭巾』は状況劇場後期の作品ですが、
これはずばり、花やしきに集まるテキ屋たちを描いた作品です。
これほどさように花やしきに入れ込んできた歴史が、
フラッシュバックしながら、『唐版 風の又三郎』を見据えています。
日が暮れて、いよいよ劇場らしくなってきました。
去年から、感染予防対策により私たちは劇場を大きめに立てます。
お客さん同士には距離をとってもらいながら、でもやっぱり、
いつもにも増して熱狂の舞台をやります。
この空間の隅々までを、ことばと肉体で埋め尽くします。
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