10/6(水)浅草入り3日目〜内装の完成
2021年10月 7日 Posted in 中野note
昨日で昼過ぎまでに劇場の外枠が完成し、
夕方手前から着手し始めた舞台や客席づくりを
さらに完成させていくのが、今日の工程でした。
朝9:00に入って朝礼とラジオ体操をし、
作業の振り分けをして各班に分かれて仕事をしていきます。
こうなると誰もが一心不乱になってしまうので、
食事以外の休憩時間も、全体に号令がかかってとることになります。
こういう時、「自分は休憩時間はいいですから」と言って
仕事を続けるのは厳禁です。誰かが作業を続けると、
他の誰かも休憩しずらくなる。
10月にしては毎日、気温がやたらに高く熱中症に気をつける必要もある。
増して、今はコロナ禍、感染者数の増減によって人の心は目まぐるしく
変わるけれど、私たちは油断できない。
午後からは舞台美術、照明や音響なども詰めていきました。
こうなると、いよいよ演劇をつくるのだと実感します。
現場入りしてからは完全に肉体労働化します。
皆が、自分は役者であることを一時、忘れるくらいに。
3日目ともなれば、初めは浅草やテントという真新しさの興奮で
紛れていた疲れに、追いつかれる頃でもある。
明日の集合は、ちょっと遅くして10:00にしました。
明日は、『唐版 風の又三郎』に頻出する数々の仕掛けをクリアする日。
テクニカルリハーサルというやつです。
明後日になれば、場当たりと言って、照明合わせをしながら10日ぶりに
せりふを言うことになる。つまり明日は、肉体労働から役者業に
ブリッジする日ということになります。
先週の稽古場最終リハーサルから、喉は休まったか。
体が作業に染まる一方、頭は劇に向かって動き続けたか。問われます。
一方で、チームワークやアンサンブルは、作業をともにすると
圧倒的に増すのがテント演劇の効能です。パフォーマンスにも、
それらはちゃんと現れる。
皆を急激に役者に戻す。明日の私の仕事です。
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