11/1(月)つなぎ〜佐々木は今なにをしているのか
2021年11月 2日 Posted in 中野note
↑私たちの原点『唐十郎全作品集 第一巻』。いつでもここに帰ります。
どうやら、昨日上げるはずだったワークショップレポートに苦慮しているらしい。
訊けば、九州に向かっているらしいのです。なぜ?
劇団員には、それぞれ独自に継続している仕事があります。
例えば、劇場の床面の木材の張り替えとか。これは斎藤がもらってくる仕事。
他にも、あるバレエスタジオを公演を行う時に、朝にリノリウムを設えに行き、
夜、終演後にこれを片付けに行く。これは椎野の引き。
他にも様々ありますが、その中に、学校周りをしている劇団に出演する
というものがある。
これは確か、元劇団員の熊野がかつて唐組にいた気田睦さん
(私たちの『唐版 風の又三郎』初演で「大学生」を演じ、
竹ざお捌きがスゴかった。さすが気田さん!)
から引き継いだ仕事で、熊野の在団当時から米澤にも引き継がれ、
今や、佐々木がこの仕事を受け取っているのだそうです。
拠点のある厚木で演目を準備したら、あとは各地を巡る。
唐ゼミ☆にも地方公演の経験がありますが、最後に行った
2015年の東北野外劇ツアー以来、だいぶご無沙汰しています。
やはり各地を公演して回りながら役者業で収入を得るというのは、
演劇人の夢です。旅から旅をして、各地の人たちと出会いと別れを
繰り返す。現場の目まぐるしさと云ったら無いでしょうが、
やはりステキに違いない。
佐々木のワークショップレポートは今日中には上がるらしい。
移動時間の中で彼女がパソコンなりケータイにしがみついている光景が
容易に想像できます。
・・・というように、
今、劇団員たちはそれぞれの仕事に当たっています。
何人かは昨日、長野に行ったらしい。
米澤は年末に控えた稽古をしているらしい。
次の集合は11/5(金)なので、その時にまとめて聞きます。
私はといえば、年明けの渡英に向けて、
いよいよビザの申請とか、航空チケットを手配しなければならない。
けれども、公演中にお世話になった方へのお礼や、忙殺されていて
対応できなかった用事に対応し直す作業に追われています。
昨日は、あっ、11月だ!と思って
初期の唐十郎戯曲『アリババ』の研究を始めました。
唐さんはいつも、11月に春公演の芝居の執筆に当たっていました。
だから真似をして、公演準備で乱れたルーティンを回復させるためもあり
早朝から台本に向き合う。
堕胎した子どもたちに対する想いが、若夫婦を苛む話です。
劇の冒頭シーンに打ち込んでいたら、我が家の5歳と2歳が起き出してきて
暴れはじめ、笑ってしまいました。
芝居と現実がだいぶ違いますが、そこは想像力で補おう。
がんばれ、佐々木!
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