11/1(金)祠(ほこら)の季節
2024年11月 1日 Posted in 中野note
↑1985年7月号に掲載
一昨日、昨日と車で渋谷を通る機会がありましたが、
それはそれは厳戒態勢でした。メインの道路の路肩にはすべて赤い
カラーコーンが一定間隔で置かれ、警察官も大量に立ち、
「絶対に暴れさせないぞ!」という意志に街全体が充ちていたために、
路上のコインパーキングに駐車してタワーレコードに行きたいのを
諦めざるを得ませんでした。
早く終われハロウィーン。早く終われ10月。と思ったものです。
で、11月になりました。
11月といえば唐さんが新作の執筆に入る月です。
ご自身で「祠(ほこら)の季節」と呼ばれていました。
要は内にこもり、気を練る期間ということでしょう。
この時期の唐十郎は新作の妄想にとらわれているために
目はギラギラして怖く、話しかけるのも憚られる雰囲気になります。
そういうわけですから、11月になると自分も背筋が伸びます。
何かしなければということで、少しずつ『ジャガーの眼』の台本を
作りながら読んでいくことにします。
まずは、あの沖積社の金ピカの単行本でなく、雑誌「新劇」に
掲載されたものから。これまで、自分が上演することは無いだろうと
本当に真剣には読んでこなかったので、改めて登場人物表に向き合う
だけでも発見があります。
これから、どうなるか・・・
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