11/11(金)移民と闘争のルイシャム

2022年11月11日 Posted in 2022イギリス戦記 Posted in 中野note

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水曜日にAlbanyで公演を観た。"QUIET REBELS"というタイトル。

映像とシンプルなステージング、4人だけの出演者による舞台だったが、

若い人たちの熱気と関心が場内に溢れ、満員だった。


これは、実話に基づいた物語だ。

労働者階級に生まれた白人女性が、移民としてカリブからやってきた

黒人男性と恋愛し、結婚をした。結果的に彼女に対し、

白人社会からのものすごい圧力や嫌がらせが寄せられることになる。

それらを、実際の当事者たちのインタビューと、俳優による演技と

虚実の両方から進行させてゆくステージだった。


今年、このような闘争を描いた様々なイベントに参加してきた。

NEW CROSS FIREについて Linton Kwasi Johnsonが語るレクチャー。

カリブからの移民第一世代が往時を回顧するWINDRUSH PEONEERS。

ルイシャム・ショッピングセンター周辺で繰り広げられた

人種差別闘争の様子を収めたドキュメンタリー映画上映会。

シニア企画に参加するアフリカやカリブから渡ってきた人たち。


ここ半年を総動員して、目の前の劇を観た。

初見では捉えきれなかった言葉のやり取りについて行きたくて

今日は二度目をこれから観る。


現在、目の前でやり取りされている平穏な日常が、

どれだけの闘争の果てに成し遂げられたものか実感できる。

ダイバーシティとか多様性とかいうけれど、日本とは土台の

複雑さが違う。平和そうに見える周辺地域に底流するものを

またひとつ感じることができた。。


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日本では、カプカプひかりヶ丘×新井英夫WSが

ズーラシアの近所にある実際のカプカプで本格的にスタートした。

ロンドン時間のAM1:00〜AM9:00の長尺だが、

皆さん次から次へと押し寄せる予定に、

慌ただしく活動していると聞いた。


新井さんのコンディションがちょっと心配されたが、

ふたを開けてみれば、休憩時間も惜しんで受講の皆さんに

話し続けていたらしい。新井さんによる魂の講座だし、

カプカプの利用者さんたちが全員で講師をしていることも

今回のウリだ。引き続き正対、ストレートな運営をしていこう。


次回のB日程初回は12/23


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