11/11(水)現場入り3日目〜ご支援への御礼

2020年11月11日 Posted in 30_唐版 風の又三郎 Posted in 中野note Posted in 公演記録
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今朝も9:00きっかりに体操からスタートしました。

今日は3幕もののセットをかわるがわるたてては
明日から始まる場当たり稽古の準備をするのがミッションです。
当然、音響や照明も仕込む。

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特に照明仕込みは大変ですが、
今日もまた多くの助っ人の力を借りて作業を前進させました。
と、レポートはここまでにして。

今回は、現在までに頂いてきたご支援への御礼を申し上げたいと思います。

情報解禁をした3ヶ月前から、
いつも頂戴してきた差し入れやお花のかわりに、
公演案内に併せて封書やネットで皆様へのご支援をお願いをして参りましたが、
ほんとうに多くの応援を頂き、改めて感謝申し上げます。

去年の『ジョン・シルバー3部作』を終えた後、
私たちは次回公演について話し合いました。
唐十郎ゼミナールが始まって20年、劇団の公演回数が第30回、
節目の公演をどう飾るのか、私たちは思案しました。

その中で、主に私の身辺にさまざまな事情があって、
ここ数年に劇団活動が停滞してきたこと、
劇団や劇団員が思い切り暴れ回ることができる機会が
減少してきたことにも向き合いました。

ですから、2020年は唐ゼミ☆が劇団として再生し、
再生する以上に以前よりも飛躍しようという願いを込めて、
演目には、唐十郎戯曲の金字塔たる『唐版 風の又三郎』を選び、
公演場所には都内の中心地を目指しました。
日常の中でもっとも劇団活動を上位に置いて勝負をかけよう。
そう気合いを入れました。

しかし、そうした矢先にコロナが・・・

正直に言って勢いを削がれた時期もありましたが、
やはり私たちは、公演が実現できる可能性に賭けることにしました。
それからは、多くの役者が集まり、
公演場所も新宿区に多大なご協力を頂き、
そして、皆様から激励のメッセージとご支援を頂戴することができました。

今現在も、いつ中止になるとも知れない公演ですが、
可能性があることへの希望や、応援のありがたさがリスクを遥に凌いでいます。
もしも年明けの日常が続いていたら、
ここまで公演に漕ぎ着けることに感謝し、燃えられなかったようにも思います。

それほどの力を、すでに私たちは頂いています。
テント演劇や、唐さんの作品に取り組む集団があって欲しいという
皆様の後押しを強く感じながら、ひとつひとつの作業に当たっています。

ここ数日間でクリアしなければならない課題は山ほどあります。
疲れてくればリスクも増す。
けれども、このような挑戦の場にいられること自体、
私たちにとっては僥倖です。
ほんとうにありがとうございます。

皆様のご厚情にお応えする第一義は劇の内容であると受け止めていますが、
それとは別にも、何かお返しができる方法がないかと、
現在、劇場の壁面デザインと外装づくりに励んでいます。

これが完成し次第すぐにレポートしますので、愉しみにしていてください。

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