11/12(木)現場入り4日目〜寒さに揉まれる
雨こそ降らないから良いものの、深々と底冷えがして、
私たちの体力を奪っていくように感じられました。
週明けから皆で躍起になって働いてきましたが、
ちょっと冷静になる時期に差し掛かりました。
作業の要である舞台監督の齋藤など、
もう朝に出会った瞬間からくたびれ果てていて、
痛ましいような感じ。
皆が皆、寒い寒い言いながら働いています。
テント公演に慣れた劇団員はここまでくると口数少なく、
寡黙になる。まるで体力を少しでも温存するかのようです。
初参加のメンバーは、興奮と疲労をせわしなく行ったり来たりしていて
ハラハラもするけれど、やっぱりテント公演の現場に出会って
彼らが嬉しそうにしていると、こちらも嬉しく、
誇らしい気持ちになります。
テント芝居というと"演劇"という全体の中の1ジャンルのように
思われるかも知れませんが、私たちには特段変わったことをしている
感覚がありません。むしろ、小屋掛け芝居って正統なんだと任じています。
参加してくれたメンバーがそれに共感してくれる。
今度はその自信を全体でもってお客さんにぶつける。
そういう機会が、もう目前に迫っています。
今日は舞台の仕掛けを確認しつつ稽古を再開しましたが、
若葉町WHARF以来のブランクと、ここ数日間の疲労と寒さ、
初めて立つ今回の本舞台に、もれなくすべての身体が戸惑っていました。
それでも、エンディングを試してみんなが一発で決めたことに、
希望を持ちました。
ここは一旦寝て、明日からもう一度仕切り直します。
初日まで、あと5日。
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