11/19(木)現場入り11日目〜公演3回目

2020年11月20日 Posted in 30_唐版 風の又三郎 Posted in 中野note Posted in 公演記録
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未明、目が覚めました。
時計を見れば午前3時半。
なぜ起きてしまったのかというと、
終電上等の猛者、スケートボーダーが夜中じゅう、
孤独に練習を繰り返していたからです。
もう、ゴーゴーゴーゴー響いてくる。

私は良いのですが、一緒にテント番をしていた佐々木覚が気に掛かる。
彼は今回、高田三郎を演じて死の匂いをさせています。
3幕の畳み掛けるようなせりふのために少しでも多く眠り
温存して欲しい。

長編『唐版 風の又三郎』はとにかく多くの人間がよく喋る。
最後まで保ってもらいたいと切望しています。

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午前9時に集合してからはいつものペース。
今日は記録用の映像撮影を計画していたので、
横浜国大の後輩たちがカメラとともに来てくれました。

それに応えてか、芝居の出来はゲネプロも含めた4日間で
もっとも充実していました。

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朝から吹き始めた強風にテントや楽屋が煽られたり、
大量の落ち葉が劇場に舞い込んで、終始これを掻き出していましたが、
常に北風ばかり吹いている劇の内容にこの強風、
幸か不幸かマッチしていました。

上演を進めながら、目の前の都庁では、
小池知事が感染者の拡大を受けて会見を行っているようでした。
結果、かなり警戒感を強めていくことに。

すでに責任ある立場の方から、
それを受けてキャンセルの連絡が来ました。
残念ですが仕方ありません。

週末まで何とか公演は出来そうですが、
とにかく私たちはできる対策を徹底した上で、
日々、集まったお客さんに死力を尽くそうと申し合わせて、解散。

明日も9:00に集合。

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