11/19(木)現場入り11日目〜公演3回目
未明、目が覚めました。
時計を見れば午前3時半。
なぜ起きてしまったのかというと、
終電上等の猛者、スケートボーダーが夜中じゅう、
孤独に練習を繰り返していたからです。
もう、ゴーゴーゴーゴー響いてくる。
私は良いのですが、一緒にテント番をしていた佐々木覚が気に掛かる。
彼は今回、高田三郎を演じて死の匂いをさせています。
3幕の畳み掛けるようなせりふのために少しでも多く眠り
温存して欲しい。
長編『唐版 風の又三郎』はとにかく多くの人間がよく喋る。
最後まで保ってもらいたいと切望しています。
午前9時に集合してからはいつものペース。
今日は記録用の映像撮影を計画していたので、
横浜国大の後輩たちがカメラとともに来てくれました。
それに応えてか、芝居の出来はゲネプロも含めた4日間で
もっとも充実していました。
朝から吹き始めた強風にテントや楽屋が煽られたり、
大量の落ち葉が劇場に舞い込んで、終始これを掻き出していましたが、
常に北風ばかり吹いている劇の内容にこの強風、
幸か不幸かマッチしていました。
上演を進めながら、目の前の都庁では、
小池知事が感染者の拡大を受けて会見を行っているようでした。
結果、かなり警戒感を強めていくことに。
すでに責任ある立場の方から、
それを受けてキャンセルの連絡が来ました。
残念ですが仕方ありません。
週末まで何とか公演は出来そうですが、
とにかく私たちはできる対策を徹底した上で、
日々、集まったお客さんに死力を尽くそうと申し合わせて、解散。
明日も9:00に集合。
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