11/23(祝火)劇団集合と『黒いチューリップ』

2021年11月23日 Posted in 中野note
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今日は劇団集合でした。
以前は直接に集まるのが普通でしたが、
今は話し合いや本読みなど、Zoomで事足りる場合はリモートで、
物を直接に扱ったり、会議の重要性によっては直接に、
そういう具合に集合の仕方を分けています。

今日は久々の集合日。
前回の『唐版 風の又三郎』でご支援を頂いた皆様に、
オリジナルの御礼状を書こうということで集まりました。
劇場の前に立てていた御茶ノ水地図看板をハガキに
仕立て直したものに、コメントを寄せて発送します。

あとは、最近の我が家の整理整頓の中で発掘した
『黒いチューリップ/盲導犬』の上演台本を配りました。
2005年10月に関わった新国立劇場での公演に使ったものです。
多めに擦ったのを公演終了着にもらい受け、引っ越しの時も
一緒に移動してきましたが、さすがに大量すぎるので
みんなに配ろうと思いました。

特に『黒いチューリップ』の台本は貴重品です。
『盲導犬』は文庫本や作品集に収められていますが、
『黒い〜』は文芸誌に載ったきりなのを私が古本屋で発見して、
当時の劇団員で手分けして文字起こししながら作ったものがこれです。

血と暴力、愛憎うずまく物語でなく、
どこかのどかで可愛らしいのがこの台本の魅力です。
そういうおもしろ味は現在の方がわかるし、
緩急のつけどころを体得した今の状態で上演したらどうな風になるだろうと、
久々に台本を手に取りながら考えました。

いずれワークショップ、劇団の本読みでの取り上げ、復習してみたいこの台本。
ニコニコと劇中歌を聴いていた教授時代の唐さんも一緒に思い出されます。

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