1/15(土)必殺のブレックファースト!
2022年1月15日 Posted in 中野note
↑こんな感じのドレッシングでした
朝に時間があったので、近所の和菓子屋さんに行きました。
ここは普段も行きますが、土日は特別メニューがあるのです。
昼過ぎには売り切れてしまうお餅があって、うちの息子はこれが大好き。
大人をしてけっこう食べ出がありますが、息子は時間をかけて
1日にこれを二つ食べます。餡も旨いが、何より餅が旨い。
すると御店主の奥様から声をかけられました。
ロンドン行き、大変そうね。
・・・どうやらこのブログを見てくださっているらしいのです。
英国にはこんなに旨い餅はないだろうなあ、
そういう感傷に襲われます。
一昨日、昨日とビザ申請センターについて書きました。
あの場所こそ、私がドアを叩こうとしている英国の第一関門です。
すでにかなり分厚い。
そういえば、12/23の本申請の日にも衝撃的なことがあって、
8:15という朝一番の申請枠を私が予約したがゆえにそれは起こりました。
あのオフィスには受付窓口が三つあり、同時間は私だけだったらしい。
目の前の男性職員はテキパキと私の書類を処理してくれていますが、
隣と二つの窓口にいまだお客さんはいません。
すると、オフィス内にゴンゴンと何かを打ちつける音が響きました。
驚いてその音のする方を見れば、隣の女性職員がゆで卵を自分のデスクに
ぶつけて割っているのです。仮にもここは受付窓口。
バックヤードでもなんでもないその場所で、迷いなく打ち付けられる
ゆで卵、その女性の様子に衝撃を受けました。
ひょっと見れば、そのさらに向こうの女性スタッフは
お弁当箱を出している。二人は談笑をしながら、それらを食べ始めました。
目の前では私の書類の処理が進んでおり、少し会話もするのですが、
もう隣が気になって仕方ない。
そのうち、ゆで卵の女性は半分ほどを食べたところで、
市販のドレッシングを丁寧に卵にかけ始めました。
目を凝らすと、そのラベルには「トリュフソース」の文字。
これは!
そうです。『美味しんぼ』ファンならば誰もが知っている
「究極のメニュー」の第一作。山岡士郎による渾身の一品目こそ、
「ゆで卵のトリュフソースがけ」でした。
結果的に、士郎が海原雄山に惨敗してしまったメニューでしたが、
こんなところで、しかも朝食でその片鱗を見ようとは。
知り合いの英国通に話すと、「あー、イギリス人ぽいね」と
言われました。どうもその女性は日本人のようでしたが、
メンタリティは完全に英国仕込みのようなのです。
果たして自分は大丈夫なのか。
ああ、今日も餅が旨い。日本の米の旨さを噛み締めています。
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