11/6(金)道具づくり追い込み

2020年11月 6日 Posted in 中野note
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↑超強力助っ人の気田睦。寡黙な兄貴分です。

作業日である今日は、私は方々を駆けずり回っていました。
朝から平塚市に行き、夕方には都内に行く。

その間、ハンディラボでは、
劇団員全員が助っ人の力も借りて、道具づくりを追い込みました。

『唐版 風の又三郎』には、
芝居が大団円を迎えるために必要な道具がある。
それを必死になってつくる。

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また、舞台上に飾るものだけでなく、
劇場の外装を設えることも極めて重要です。
お客さんが新宿駅からやってくる時に「あれだ!」と華やぐもの、
テントの周辺を通り過ぎるだけの人にも気になる存在であるため、
意匠を凝らします。

こういう外装の大切さと面白さを教えてくれたのは、
2009年の『下谷万年町物語』に出演してくださった後、
翌年に亡くなった、元第七病棟劇団員の入方勇さんでした。
『下谷〜』の時、車に資材を積んでやってきた入方さんは、
手慣れた様子でテキパキとテントを飾り付け、
あっという間にステキな外装を完成させました。
その手際と仕上がりの良さに、私たちは目を丸くしたものです。

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↑『蛇姫様』公演の青テント外観

2010年初夏の『蛇姫様 わが心の奈蛇』にも、
入方さんは出演しないにも関わらずやってきて、
さらにデコラティブな外装を展開。
それから数ヶ月後の訃報は、私たちに衝撃を与えました。

そんなイズムを受け取って、私たちはそれから、
テントの外側にも凝ることになったのです。

他にも、月曜から始まる野外作業に備えて、雨合羽を干したり。
合羽は防寒具にもなりますから極めて重要。
久しぶりに風を通し、太陽の光を当てていると、
臨戦態勢であることを実感します。

明日から、新宿入りのために荷造りが始まります。

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