11/8(土)唐さんとモーツァルト

2025年11月 8日 Posted in 中野note
39896_1.jpg

今日は藤沢に行きました。藤沢駅の南東、歩いて10分ほどのところに
ある藤沢市民会館にて、県民ホールがモーツァルトのオペラ
《羊飼いの王様》を上演しているからです。

園田隆一郎さんの指揮に、演奏は神奈川フィルハーモニー管弦楽団、
出演に、小堀勇介さん、砂川涼子さん、森麻季さん、中山美紀さん、
西山紫苑さんという歌手の皆さん、ピアニストで指揮者の矢野雄太さんが
チェンバロを弾いてくださっているという、豪華な顔ぶれです。

作品自体は、モーツァルト19歳の時の初期オペラということで、
ことごとく恋愛が成就するし、絵に描いたようなハッピーエンドだし、
ということでかなり牧歌的です。天才をしてもまだまだ社会参加や、
人間関係についての苦労を味わう前だったのかもしれません。

ところで、今日は客席で上記のオペラを聴きながら、
唐さんがモーツァルトに触れたことはあったか、と思いを巡らせました。

例えば、戸山ハイツの広場で野外公演をして警察沙汰になった演目
『腰巻お仙 忘却篇』には、「床屋」と「禿の客」がモーツァルトの
ト短調交響曲(おそらく、第25番でなく第40番のシンフォニー)を
云々する場面があります。

また、『秘密の花園』のうち、初演版ではなく1998年以降の改訂版にて、
二幕で「野口医師」がモーツァルトが10代前半で書いた一幕オペラ
《バスティアンとバスティエンヌ》を持ち出して、長ぜりふを
喋ります。

といったことにも思いを巡らせながら、この珍しいオペラ上演に客席で
立ち会うことができるのは、なかなかの役得といえます。
明日、11/9(日)にも上演があり、これを逃すとこの演目が日本で
かかるのはいつになることかわかりません。オススメです。

トラックバックURL:

コメントする

(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)