12/18(金)祠(ほこら)の時間⑨

2020年12月18日 Posted in 中野note
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↑学生時代に上演した『動物園が消える日』
小道具にはキャベツを使うと良い、と唐教授よりアドバイスを頂きました。

今日は短めにいきましょう!

誰もが身近な「使い捨てコンタクトレンズ」を劇作のヒントにする一方、
残念ながら、福井県行きは劇に結実しなかった唐さんですが、
『泥人魚』に活きた「まだらぼけ」と同時に、
大阪で発見されたネタがあったのを思い出しました。

確か、同じ時に「キャベツ焼き」のことを嬉々として語っていた。
大阪の路上にある屋台で見かけるアレです。

「『まだらぼけに効く薬あります』も変だったけど、
キャベツだけのお好み焼き、あれも変だよね。しかも、100円なんだって!」

と唐さんは嬉しそうにおっしゃていました。
この場合の"変"という言葉は、もちろん褒め言葉です。

「使い捨てコンタクト」にあるセンチメントも、
諫早のギロチン堤防や福井の原発のような社会性も、
「キャベツ焼き」には欠けているけれど、
唐さんのアンテナに反応する感じが、なんとなく共感できます。
ちょっとナンセンスな感じに、かえって惹かれる。

「キャベツだけのお好み焼き」を題材にした劇、
これはこれで観てみたいではありませんか。
きっと『恋と蒲団』や『姉とおとうと』のような、
小気味の良いスマッシュヒットが生まれるに違いありません。

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