12/21(火)年賀状の準備

2021年12月21日 Posted in 中野note
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今日は唐ゼミ☆劇団集合でした。
何人かは舞台の仕事をしたり、身内に体調不良者がいて欠席しましたが、
残るメンバーでハンディラボに集まり、年賀状の準備を始めました。

今年の年賀状製作はちょっと特別で、
縁あって、写真家の成田秀彦さんに撮影していただいた、
『唐版 風の又三郎』浅草公演のリハーサル風景の写真を使わせてもらえる
ことになりました。

成田さんといえば、細江英公さんのもとで修行時代を過ごし、
状況劇場が1971年に初演した『吸血姫』の写真を撮った方です。
写真集『唐組』に残された舞台写真をずっと拝見してきた
私としては、お目にかかれたこと自体がとても嬉しく、
撮影してくださったことはその上の僥倖といえます。

成田さんが半世紀以上愛用しているカメラを用い、
フィルムで、モノクロの写真を撮ってくださいました。
三鷹のアトリエに何人かで伺い、お話しを聴きながら
拡大鏡で写真を選択し、引き伸ばしてもらう作業も初めてで、
大いに愉しみました。

それに、なんといっても面白かったのは、
アトリエ「成田光房」に飾られた写真の数々を拝見できたことです。
駅前に駐車された原付バイクや、アパートに干された洗濯物など、
一見すると何気ない景色の中に光と闇の妙味を発見し、
白と黒のグラデーションをとらえきる技術の粋を解説付きで
見せてもらいました。

成田さんの写真を見、お話を伺うと、
日常目にする景色が違って見えるようになり、大きな発見がありました。

ここ数年、私たちはちゃんと元旦に年賀状がお届けできるようになりました。
当たり前と言えば当たり前ですが、この習慣を今後も継続していきたい。
新年を楽しみにしていてください。

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