12/22(金)「あっぱれフェスタ」が終わる

2023年12月22日 Posted in 中野note
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↑本日のピンスポット。レトロな機材には「やってる感」が絶大にあり、
なかなかに達成感がありました

夏以来、準備を行ってきた「あっぱれフェスタ」が開催されました。
横浜市旭区にある福祉施設が集まり、展示やマルシェを複数日に渡って
展開するイベントです。コロナでのオンライン開催を挟みながら
今年で第10回を数えます。

自分は、その中で行われるD-1グランプリ。
つまり、演(だ)し物を競い合うステージもののコーナーで、
参加団体のひとつである「空とぶくじら社」のコンテンツづくりを
サポートするために参加してきました。

内容としては、
石川さゆりさんの『天城越え』を歌って演歌歌手デビューしたい女性、
同じ曲にのせて踊りを披露したい女性のショーをつくり、
その上で、坂本九さんの『幸せなら手をたたこう』の合唱を、
施設の皆さんと協力して仕立ててきました。

客席からあらかじめ工作した巨大な歌詞カードを出したり、
みんなで声援を送る練習もしてきました。後半の曲は、
客席通路にひしめき合って振り付けをしながら合唱するたのしさも
追究しました。両楽曲ともにヒットナンバーですから、
大いに支えられながら、人数の多い空とぶくじら社の面々が
協力して10分弱のショーを実現するようリハーサルを重ねました。

本番は、出演者全員がステージライトと多くの視線を浴びることで、
高揚しているのがわかりました。

自分はただ観ているよりも手伝ったほうが面白いので、
劇場機構に不慣れながらも協力して役割を果たしている
各施設選抜の実行委員会の皆さんの列に混ぜてもらい、
全編を通じたピンスポット係をやって充実しました。

北中スクール以来のご縁だった権藤由貴子さん、
現旭区長も自らフルートを手に舞台に立ち、誘わせたトリオで
演奏をしてくれました。賞をめぐる皆さんの闘いはかなりガチンコで、
噂に聞いていたD-1NO仁義なき戦いぶりを目の当たりにしました。

結果、空とぶくじら社は優勝を逃してしまい、
実際に体験するまでは「勝ち負けは関係ない」と言っていたものの、
「勝ちたかった」「勝たせたかった」という思いも芽生えて笑ってしまいました。
正直、勝ちたかった!

その中で、真に立派なのは、
やはりカプカプの鈴木励滋さんと真帆さんのコンビでした。
彼らは支えに徹し、励滋さんは裏を取り仕切り、真帆さんは審査中に行われた
審査対象外の合同演し物で、ひたすらみんなの心が解放されるよう
願いを込めて踊っていました。

この二人がいなければ、
こんな風に年末に集まって、大勢がしのぎを削り、
感情を揺さぶらせて自分を燃焼させることもなかったのです。
大変なことだと思わずにはいられません。

今年に亡くなった室井先生が言っていた通り、
すべての事業は、まずたった一人の頭の中から始まり、
たった一人の頭の中からしか始まらないのです。

二人に対して絶大に敬意を覚えました。
彼らのために何かできることがあったら、またやってみたい、
やらなければならない、そう思わせてくれる集まりでした。
あっぱれフェスタ、第11回に続きます。

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