12/22(日)集合日は明日

2019年12月22日 Posted in 中野note
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『黒いチューリップ』の舞台写真
83年に台本が掲載された文芸誌を掘り起こして上演しました。

今日も私が書きます。
最近の劇団集合はだいたい日曜日、
その日は劇団員に書いてもらっていましたが、今週に限って集合は明日。
忘年会も兼ねるということなので、集合率を優先しました。

今日は朝から、逗子〜綾瀬と渡り歩いて、
先ほどまでKAATで『NIPPON CHA! CHA! CHA!』の通し稽古を拝見しました。
この芝居には、演出助手として齋藤が、役者として林麻子が、
参加させてもらっています。
山田うんさんという世界的な振付家のもとで仕事ができるのは、
ありがたいことです。

ここ2日間、『黒いチューリップ』のことを書いてきましたが、
夕方、急いで綾瀬から横浜に引き揚げながら思い出したことがあります。
あの劇は小屋番の件で触れた沢渡中央公園の他、
何箇所かで公演しましたが、特に変りダネが定時制高校での公演でした。
今日、車で通り過ぎた地下鉄踊場駅の近く、戸塚高校の校庭に、
テントを建てて行った公演です。
学校の演劇鑑賞にテント演劇、唐さんの芝居を選ぶとは、
先生方も思い切ったことをされたものと、意気に感じて臨みました。

あの時、大半の生徒さんたちが珍しがって熱心に芝居を観てくれました。
が、中には、初めから真後ろを向いている生徒や、
少年ジャンプを堂々と広げた男子生徒もいて、なかなかに面食らいました。
けれど、主役の椎野が、とりわけ熱心に1幕の物語の導入を語るうちに、
彼らも、いつしか舞台の方を向くようになりました。

あの時、丁寧に丁寧に客席に接して、
集中の途切れがちな観客と渡り合っていた劇団員たちが、
ちょっと頼もしく感じたことを、車を運転しながら思い出しました。

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