12/28(水)重量オーバー決定!
渡英した時、トランク一個。リュック一個。書類かばん一個で出発した。
書類かばんはわざわざ買った。なぜかというと、ロンドンではリュックを
してはいけないと聞いたから。治安の悪いロンドンでは、
背負ったリュックですら気付かぬうちに背後からの盗みに遭う。
そういう触れ込みだった。書類かばんは肩からかけると体の前にくる。
が、ここで暮らすうちに、リュックは大丈夫だとわかってきた。
都心ではいつも足早に歩いているか、催し物会場の中にいる。
あまりカフェにもパブにも行かない。それが良かったのだろう。
幸い、泥棒には遭わなかった。書類かばんを持って、
荷物が常に自分の前にくるようにしていたのは
ほんの半月ほどの間だけだった。
ともかくも、行きの時にはトランクの重さを量りさえしなかった。
春夏用の服は後で送って貰えばいいやと高を括り、
当座の衣類しか持って来なかったことも荷物を軽くした。
この計画は、渡英後に起こった戦争により挫かれることになった。
だから服を買った。それからCDを買い、少し本を買い、
何より書類が増えた。300以上観た公演に関する全ての付属資料、
当日パンフレットとかチラシとか、それらをいちいち保存してきたから、
とてつもなく重くなってしまった。
で、現在である。
先週、ダンボール二個を日本に送り出した。
24kgの荷物が二つ。制限25kgだからパンパンに詰め込んだ。
それから昨日はトランクを二つ作った。
23kg制限で二つ。
こちらでできた友だちに体重計を借りて、いちいち掴んで乗り、
自分の体重を引きながら量る。結果、一つは22.5kgで収まったが、
残る一つは8割入れたところで30kgに達した。
完璧な超過である。仕方ない。料金を払って凌ぐしかない。
それにしても、お金で全てが解決できるわけではなく、
オーバーも9kgまでが限界だそうだ。最後まで闘いは続く。
しかし、20kgくらいの荷物でやってきて、
帰りは100kgに到達してしまっているということだ。
生活は恐ろしい。帰国したのち、これらがどこに収納させるのかという
問題もある。闘いは続く。
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