12/29(金)フルートの神様
2023年12月29日 Posted in 中野note
↑4枚組を聴いています。至福!
最近、これが気に入り!という『田園幻想曲』の演奏家を見つけました。
マルセル・モイーズという人です。
きっかけは毎週日曜にやっている本読みWS。
ちょうど本読みをしながら『田園幻想曲』をかけようとiTuneを
立ち上げようとしたところ、何か不具合。
慌ててYouTubeを検索しました。
すると、マルセル・モイーズという人が引っかかりました。
正直、この曲なら誰でもいいやという気持ちで皆さんに紹介しましたが、
一聴して、これまでに聴いた中でも抜きん出た演奏だと思いました。
WS終了後はもうこれの虜で、何度も何度も聴き、
中古で売っていたCDも、ちょっと奮発して買いました。
1930年代の演奏で、時代相応にノイズが多いのですが、
それを貫いて表現が濃く、テクニックが凄まじいのです。
唐さんの好きなランパルはオーケストラによる伴奏ですが、
こちらはピアノ伴奏なのも良い。伴奏がスッキリしている分、
肝心のフルートがより引き立つように自分には感じられます。
県民ホールの同僚にフルートをやっている女性がいるので
このマルセル・モイーズという人がどういう人か訊いたところ、
フルート界において神様と称される存在だそうです。どうりで!
20世紀初めに近代のフルート演奏法を確立した彼は教則本を作り、
その影響力は現在にこれからフルートを習う人もテキストにするほど
現役バリバリだそうです。さすが!
とにかく気に入って聴いています。本番で使うかどうかわかりませんが、
良い音楽を聴いていると、目の前に鮮やかに『鐵假面』の世界が
拡がります。
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