12/29(火)2020年を振り返る〈前半〉

2020年12月29日 Posted in 中野note
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↑すべては唐さんからはじまる

気づけば今年もあと3日。
自分がこのゼミログを書くのも2回を残すのみです。
そこで、前後半に分けて今年の総括をすることにします。

思えば、混迷と充実が入り混じった年でした。
2019年末から『唐版 風の又三郎』に挑戦しようと思い定めて始まった今年。

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↑この頃はまだCovid-19を知らなかった

1月からバー「はる美」でのワークショップや
重村を中心としたファンミーティングがスタートを切るまでは良かったのですが、
2月中旬より世間の雲行きが怪しくなり、
3月終わりには、劇団集合をするすら危ぶまれるようになりました。

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↑数回だけ実現したバーテン重村と新木

実態をつかめないウィルスの危険性と、
相互監視社会のようなギスギス感とが混じり合い、
どちらにどれほど気を付ければ良いのか、議論することたびたび。
当初は9月に公演したかったのですがそれも定まらず。

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↑雨の中、予定を合わせて夜中に新宿中央公園を視察

4月には集合を停止しようと決め、同時に急速にzoomに親しむようになりました。

zoomによる劇団メンバーとの本読み、
オンラインに切り替えて遠方の参加者をも巻き込んだワークショップと、
ゼミログを書くことが、私たちの支えでした。
自粛を余儀なくされた日々が、
久々に足を止めて考えを巡らせる機会を与えてくれました。

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↑zoomに慣れてきた頃
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↑一人でのワークショップが難しかった私を、熊野がサポート

こんなにもユニークで、人間の根っこを掴んでいて、
下らないこともバカバカしさも含みながら、美しい世界がある。
唐さんの劇世界も、ご本人も、まったくそうなのです。
唐さんに出会って以来、ずっと蓄積してきた財産が
自分の内側にあることを確認する日々でした。

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↑大久保鷹さんに、パレスチナ公演について聴く

5-6月と、そんな状況にも関わらず、
劇団員たちの努力で多くの共演者が集まってきました。
準備の時間を長く取り、ほんとうによく本読みをしました。
そんな中で11月に本番を迎えるビジョンも定まってきました。

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↑後に大きな力となる竹林君(左)と福田君。初対面の頃。

ソーシャルディスタンスを確保し、マスクを付けながら、
ハンディラボで行った車座での本読みはひどく暑かったけれど、
全員が自分の役柄だけでなく、
『唐版 風の又三郎』全体を浸透させる貴重な時間でした。
良い座組みだと確信しました。

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↑ハンディラボでディスタンスを保つ唐ゼミ☆メンバー

・・・7月以降のことは、大晦日に続きます。

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