12/31(火)2019年を振り返る

2019年12月31日 Posted in 中野note
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↑終演後の、熱気の残るテントも三年ぶり。

今、年内最後の予定を終えて、都内から戻るところです。
東横線の中はがらんとしていて、席の半分ほどが空いています。
ここ二年、稽古と公演準備の年末年始を過ごしましたから、
新鮮な感じがします。

今年最大の成果は、
何と言っても、久しぶりにテントでの公演が出来たことでした。

今にして思えば、以前は年に二回、
しかも場所を変えたり、地方にまで足を運んて来ましたが、
2016年に新宿中央公園で公演した『腰巻お仙〜振袖火事の巻』以降、
ご無沙汰していましたから、久々に日の目を見たように実感しましたし、
公演終了後にお客さんたちと車座になって語らっていると、
直接的に人間同士が関わり合う場の尊さを痛感しました。

この世には、テント芝居があった方が良いし、
自分が行っている全ての営みの中で、テント芝居は掛け替えがないものだ、
という思いにも駆られました。
唐さんが授けて下さった『ジョン・シルバー』に煽られてここまで来られましたし
三部作の連続上演を完遂できたことは、大きな自信になりました。
いくつもの作品を見渡しながら、全体の繋がりの中で細部を組み立てていく、
そういう自分たちの得意手を生かすことが出来たように思っています。

すでに私たちは、来年もテント芝居をやろうと準備を始めています。
次回公演は、これから新たに挑む唐さんの台本を相手に
何度も練り上げた『ジョン・シルバー三部作』の完成度をさらに凌ぎ、
全ての公演を満席にすることが目標です。

私たちが感じる唐さんの面白さをアピールし、もっともっと、
この愉しさを共有してもらえる人を増やさなければならないと考えています。

2019年、ありがとうございました。
さらに烈しく、絶対に面白い2020年が、私たちを待っています!

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