12/3(金)建築ジャーナル2021年12月号に寄稿
2021年12月 4日 Posted in 中野note
12/1に発売した2021年12月号です。
今号の特集テーマは「パンデミックの都市論」というもので、
編集をされている方がたまたま浅草で行った私たちの芝居を観て、
オファーをかけてくれたのです。
10/17(日)の千秋楽後に依頼のメールが入り、
締め切りが10月末とかなりタイトな日程でしたが、
ご指名が嬉しくて書きました。
テーマは壮大で、とても自分の手に負える感じがしませんでしたが、
「都市」という規模からすればかなりマイナーな「演劇づくり」が、
しかし確実にどこかで進行しており、それなりに七転八倒したり、
上手くいけば嬉々としていることを伝えたかったのです。
「コロナを駈ける又三郎」と題して、2020年初頭から先月まで、
約2年間にわたる取り組みを、時々に感じていたこととともに
振り返りました。
書きながら、2020年3月頃の劇団の集まりで集合を続けるべきか
どうか揉めていたことや、人の気分が感染者数の上下に応じて、
だいたい半月程度のタームでコロコロと変わってきたことが
思い出されました。
2ヵ年にわたる『唐版 風の又三郎』が一度も休演することなく
達成できたのは僥倖です。いつでも違う結果になった可能性があり、
常に薄氷を踏む思いでしたが、一方で得たものもありました。
特にZoomの普及によって得たオンラインの台本読みワークショップは、
今の私と劇団をかなり支えてくれています。
海外では猛威を奮う一方、日本国内では感染者数が
抑えられているという不思議が続いています。
来月の末にイギリスに行く準備を不慣れながら進めており、
とにかくロックアウトにさえならなければ、
感染のリスクがあっても大いに行く価値ありと思っています。
Zoomのおかげで劇団集合も維持できそうです。
「建築ジャーナル」には、指定の文字数をかなり超えて
しまったのを、好意で全て掲載いただき、公演の様子のみならず、
稽古から劇場設営の写真もふんだんに載せてもらいました。
立派な雑誌なのに、990円と手頃です。ぜひ読んでみてください。
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