12/4(土)渡航の準備

2021年12月 5日 Posted in 中野note
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「封筒のこの部分に赤字で"ワクチンパスポート"と書いてください」
そう、実際に赤字で書きながら教えてくれました。優しい!

来月末の渡英に備え、先日、
ワクチンパスポートを取りに区役所に行きました。
入り口近くに、ワクチンに関してよろず相談を受ける当別窓口が
設置されていて、ものすごく丁寧に説明してくれる。

「返信用封筒には、ここに自分の名前を書き、切手は84円で・・・」
と封筒の絵に書き込みを入れながらの説明。まるで手紙の書き方、
作り方教室のいった趣きです。

聞けば、現在、ワクチンパスポートを必要とするのは、
第一にこのあたりにお住まいの外国人の皆さんなんだそうです。
ずっと日本にいて、帰国する必要がある。
その際にこのパスポートが必要だ。そうして相談に来るらしいのです。
不慣れな人が多いので、いきおい説明が懇切丁寧になって、
それが板についてしまったと、窓口の女性は笑っていました。
かなりの厚遇で、これなら例え日本語が苦手の人でも大丈夫な感じです。

唐さんがイギリスに行ったことがあるかどうか、よくわかりません。

韓国、バングラデシュ、パレスチナ、ブラジル、台湾は
海外公演で行かれており、アメリカには80年代初頭に滞在されて、
『秘密の花園』をニューヨークのホテルに籠って書かれたのだそうです。
フランスに行かれたことがあるのは、『佐川君からの手紙』を読めば明白。

海外に行くと、
いつも「早く東京に帰ってヤキトリ屋でショーチュウを一杯やりてえ」、
そういう気持ちになるそうなのです。
言葉は通じないし、背の高い人たちが苦手なのだと仰っていました。

唐さんの海外公演というのは大変な力技で、
例えばバングラデシュや台湾遠征などのように、
初期の小ぶりな紅テントを持っていくときには、資材は現地調達、
屋根幕だけ持って行き、しかも飛行機に乗るときには手荷物。
劇団員3人で着るコートなのだと言い張って押し通したそうです。

3人で着るコート・・・。
慣れぬ現地語で、よく押し通したものだと感心します。
自分は初めてビザ取得に関する苦労の洗礼を浴びてきましたが、
ひとつひとつ詰めて、ようやく何とかなりそうです。

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