1/26(火)目下、劇団員を募集中!

2021年1月26日 Posted in 中野note
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↑新人劇団員募集史上、もっとも優れていたのはこの人。
『下谷万年町物語』で熱演する水野香苗。

本日は昼間にめいっぱい働いて、
夕方には急いでハンディラボに駆けつけました。
年明けから始めた劇団員募集に応募してくれた青年を迎えるためです。

劇団に限らず、集団には代謝が必要です。
好むと好まざると去っていく人はいるし、
長く一緒にいると人間関係は停滞してくる。
ルーキーの存在は、彼自身にとっての挑戦であると同時に、
すでにいる既存のメンバーをも活性化させて集団を勇気づけます。

唐さんが好きで仕方ないとか、テントをやってみたいとか、
役者から裏方まで興味があるとか、これはもう同志に違いありませんから、
もし入団したら惜しみなく色々なことを伝えたいと思います。
ウェルカム!

ゼミナールから始まった唐ゼミ☆も20年ですから、
さまざまな人たちが通り過ぎていきました。
中でも、知り合いの紹介で、といった理由でなく、
今回のようにまともに新人募集の門戸をくぐってきた中で
特に印象深かったのは、今では土岐泰章のお嫁さんとなった
水野香苗でした。

彼女は確か、2006年の夏にやってきて、
当日に即興で開いた歓迎会ですぐさま泥酔してゴロゴロし始め、
その脚に私は蹴飛ばされました。

これが実に幸先の良いスタートで、
親しみやすく働き者の性格と圧倒的な体力を武器にいくつかの演目で
脇役を面白く務めたあと、大作『下谷万年町物語』では満を持して
「子どもの文ちゃん」を演じました。

稽古のさなか、並いるメンバーがインフルエンザに倒れるなかで、
日々、池に飛び込みながらもついにウィルスを寄せ付けなかった彼女は、
全身の躍動感、健気な少年性と的確なせりふ術により、
考え得る限り最高の「文ちゃん」でした。

あの夏に水野が果たした鮮烈な劇団デビューは、
すでに後の大器を予感させていて、思い出すたびに清々しい気持ちになります。

劇団唐ゼミ☆、興味のある方はご一報ください!
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