12/6(水)これも唐さんから教わっていた!

2023年12月 6日 Posted in 中野note
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↑これは1998年の放送。58歳の唐さんです

初めて、ジャン・コクトーの『声』を読みました。
渡邊守章先生の翻訳。先生がご自身で主催されていた演劇プロジェクト
「空中庭園」での上演台本が光文社新訳文庫になり、
絶版ではあるものの古本屋で手に入れました。

懐かしいなあ。空中庭園。
大学生の時に青山に『悲劇 フェードル』を観に行き、
糸巻きを持ったタイトルロールのヒロインと、マオカラーで
キラキラした眼鏡をかけた渡邊先生のロビーでの立ち姿が印象的でした。

話を戻して。
『声』に興味を持ったのは、忙しくても短いから電車の中ですぐに
読めるし、最近、車の中で聴いている一人芸ものに、モノオペラとして
『声』をネタに作られたプーランク『人間の声』やメノッティ『電話』
があるからです。(メノッティは全然内容が違いますが)

で、ハタと思い出しました。
確か、コクトーの『声』が初めて自分にインプットされたのは、
唐さんの語りによるものだと。よくよく記憶を辿ってみると、
それは高校時代に観た深夜放送での、扇田昭彦さんによる
唐さんへのインタビューでした。

この放送の影響で自分は横浜国大を受験することになりましたが、
こうして、細かな場面でも、いまだに思い起こすことがあります。
唐さんが語っていた情報の数々、それ以上に、ものの考え方。

最近は便利なことに、YouTubeにこの動画が上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=EkJuulmYkUs
27:00過ぎに、唐さんが一人芝居について語るくだり、
ジャン・コクトー『電話』の話題が出てきます。

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