1/27(木)テツヤとの時間

2022年1月27日 Posted in 中野note
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「テツヤとアツシのテサグリ研究室 vol.2」は下記アドレスから
アーカイブを聴くことができます。
https://open.spotify.com/episode/1tT9Kb0dW2jJhBFCn8KcCs?si=Bli75NJOTrKwI1wxWGjj6A&nd=1

テツヤ=岡島哲也は忙しい。
話を聴けば、いま本番中のものも含めて、
同時に5〜6の公演を抱えて駆けずり回っているらしい。

しかし、渡英前にどうしても会って話しておかなければならないと
思った私は、リクエストして緊急の配信番組を開いてもらいました。

終わった後もずいぶん話して、やはり会っておいて良かったと
痛感しています。テツヤのおかげで、ロンドンで舞台づくりを
学ぶ際の張りがもう一つ増えました。

去年、テツヤとやった『棲家』のリーディングは
自分にとって嬉しい仕事でした。

プロトシアターという体温のある劇場も良かったし、
龍昇さんと浅野令子さんという二人の役者と出会うことができました。

龍さんはいつも精いっぱい真面目にこちらのオーダーを聞いてくれます。
それでいて、しばしば私の狙いは違う結果が出てくるのが面白い。
天才肌の人で、ご自身では同じように演じている意識らしいのですが
日によってまるで違うことをしたりする。
そういう不思議な人です。

一方で浅野さんは正確無比な役者で、
周到な用意をして、こちらの意見を具体化させた造形を
いつも提示してくれました。老いた女性が寝るときにかぶる
ナイトキャップについて、ずいぶん相談したのが印象的です。
暑い夏のことでした。

ああいう出会いを自分に用意してくれたのがテツヤさんです。
自宅が近いこともあり、よく相談をして、細やかな仕事ができました。

今日も配信の後に二人で、いま切実に思っていること、
なんとか打開したいと思っていること、これからの目標について
かなり率直に話しました。

帰ったらどんな劇をつくろうか。そんなことばっかりです。
二人で話すとテツヤの生真面目さに打たれて、背筋も伸び、
希望が充ちてきます。

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