2/11(祝火)天からの授かりもの

2020年2月11日 Posted in 中野note
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昨日お伝えした通り、今日は唐さんのお誕生日でした。

元旦を迎えた頃から、
もうすぐ唐さんのお誕生日だな、と意識し始め、
今年はどんなプレゼントが良いか思案するのは、愉しいものです。

プレゼントと言えば、
唐さんは公演の時をはじめとして、
折に触れて私たちに贈り物をして下さることがあります。
そのどれもが、いま取り組んでいる芝居に関係があったり、
青テント公演という劇団スタイルに想を得ていたり、
とにかく頓智が効いているのです。

それは、決して金額や世間的な価値観とは関係が無く、
いつも劇の内容やその時の催し、お祝い事の中身につながっている。
いかにも"心づくし"という感じのするものですから、
ひとつの他人に接する流儀として自然と影響を受けてきました。
プレゼントも芸のうち、ということで。

ところで、今日は紀元節でもあります。
神武天皇が即位したのと同じ日、
ちょうど皇紀2600年に唐さんは生まれました。
こう聞くと、さらにおめでたい感じがしますね。

そう言えば、目下取り組んでいる『唐版 風の又三郎』の2幕、
初演で唐さんが演じた女性嫌いの「教授」がこんな科白を言います。


教授 この脳梅女、コとかヨとかラ とか、
   女の名の語尾をそれ以上喋りまくるのはやめてくれ!
   ここは女人禁制の場だぞ。
桃子 女が嫌いで、てめえはどこから生まれてきたんだ。
教授 わしは天からの授かりものだ。


いかにも、唐さんは「天からの授かりもの」っぽい。
ここを読むと私はいつも笑ってしまい、朗らかな気持ちになります。

ついでに紹介しますが、
最年少の唐ゼミ☆劇団員である娘もまた、今日が1歳のお誕生日でした。
唐さんのちょうど79年後輩。当然、ローソクは1本です。
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