2/17(木)足を止めてみる
2022年2月17日 Posted in 2022イギリス戦記 Posted in 中野note
↑2週連続、曇天のバザー。管理人に出店者の若者が注意を受けている
ように見えた。ああいうのを聴き取れるようになりたいものだ。
昨日も夕方に Albany から国鉄に乗って街に出ようとしたけれど、
電車が遅れていたようで、それで思い立って、やめてしまった。
7:00pmにはホテルに帰ってきて、
いろいろと状況を整理してみようと思ったのだ。
だいたい、ここ数日は小雨続きだ。
朝は晴れているのだけれど、昼過ぎからは曇り始め、夜は雨。
ロンドンらしいロンドンかも知れない。
8:25amに学校に向かい、
途中では日本にいた時から続けている英語学習をしている。
30分弱で学校につく。
一限目を受け、30分の放課ではだいたい日本に連絡をとっている。
ちょうど日本の夕方にあたり、仕事にせよ家族にせよ、
お互いの活動時間が重なる時間帯だからだ。
12:30に学校が終わると1時間ほどかけてAlbanyに向かう。
ここで食事。昨日は辛いものが食べたくなってタイ料理に行ったが、
これは失敗だった。価格はロンドン値段。それでいて量が少ない。
ロンドンでは量が多いので、一日一食のペースが身についたのだ。
その習慣を崩された。横浜にあるアジアンダイニングキッチンの
ランチの量と値段を見習え!と言いたい。
観光地だからか、価格に12.5%のサービス料ものる。
この頃から雨が降り始め、Albanyにたどり着いた。
周囲とコミュニケーションしながら、先日セリからもらった資料に
目を通している。この劇場の運営システムや組織図、進行中の企画に
ついて書かれた資料だ。合間で、一人一人知り合いが増えていく。
昨日はファイナンス担当のマークと知り合った。マークは二人いる。
今回はシニアのマークだが、彼はカティサークのそばにある
"ザイバツ"という面白い名の日本料理屋が気に入りだと教えてくれた。
ロンドンでのアジア系飲食は失敗続きだが、教わった以上は近々
行ってみよう。どんなものか。
昨日は途中、事務室を出て劇を観た。
『ONE MEAL』という子ども用の劇を上演していたからだ。
ここ2日間、45分ほどのステージを1日3回ずつ公演している。
客席の子どもたちを見ていると面白い。多文化主義の街にある
劇場なので、多様で、でも子どもの動きは万国共通だ。
あれは10歳くらいだと思うけれど、少年の俳優が、
お母さん役の女優と、狂言回し役の男性の真ん中で活躍していた。
終演後は、客席とのレクリエーションの時間で、
子どもたちはキャストと話し、写真を撮り、セットの中を冒険して
いた。運営にとってはハードな3回公演だが、とても良い雰囲気だ。
ちなみに、大人も子どももワンシート一律 £7。
と、ここで色々と頭に思い浮かぶのだが、まだ自分に話し合うだけの
語学力がない。今回の公演も各地を巡回しているプログラムの
買い取りのようだが、どんなエリアをどの程度の頻度で回っているのか。
少年の俳優がいるのがまるで大衆演劇の一座のようだが、
彼の通学はどうなっているのか。
どだい、通い慣れてくると、色々な疑問が頭に浮かぶ。
Albanyの劇場の周りでは定期的にバザーが開かれているのだが、
これが週末というわけでもなく、どういったものなのかよく分からん。
こんなことも訊いてみたい。??が頭にいっぱいある。
なんとなく習慣的に暮らせるようになってきているけれど、
まだまだだなと思う。それもあって早めに帰り、駅で配っている
フリーペーパーを読んだり、日本で買ったイギリス史の新書を読んだりした。
そういえば、ヒースローで買ったSIMカードは1ヶ月単位のものだけれど、
次回更新のやり方を知る必要もある。
というように、足回りを固める時間として昨晩を過ごした。
日本から連絡が来て、取り壊しの迫る入谷の坂本小学校(唐さんの母校)
を保存するための運動を続けている小林さんとやり取りをした。
小林さんのコツコツとした粘り強さに頭が下がるし、
いつものように駆けつけられないことが歯がゆい。
一方、ほんの近所だって、少し違う方角、違う路地に進めば、
まだまだ知らないお店や風景があることに昨日は気づいた。
慣れてきたつもりだけれど、自分はまだまだロンドンを知らない。
↓終演後の舞台。イギリスにも桟敷席はある。自分は最前列端で観た。
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